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書き上げるまで

35
何者でもない人が35万字の物語を書き上げるためにやった全ての努力。書き上げたあと、さらに書き続けるための全ての試行錯誤。
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#物語

自分の「テーマ」を手にいれる

テーマを変えた方がいいと言われてしまった 作品を発表したところ、「文章はほとんど直すと…

火水イリイ
4週間前
80

モヤモヤをありがとう

小説教室で赤をいっぱいもらった 一ヶ月ほど前に仕上げて提出した物語作品に、講師からの添削…

火水イリイ
1か月前
15

論理による自由と、物語による自由

 なぜ私たちには物語が必要なのだろうか。なぜ論理やファクトの積み重ねだけでは生きていけな…

火水イリイ
2か月前
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夜泣きのエッセイ

作品を作る前の自分 現在は物語作品を「書き上げること」をテーマにマガジンを書いているが、…

火水イリイ
3か月前
20

ダイアローグは最後に悩む

ロバート・マッキー『DIALOGUE』で物語に磨きをかける さあいよいよ第三稿で物語に磨きをかけ…

火水イリイ
3か月前
17

あこがれる文体と、「好きなことを仕事にするか」という命題への一次回答

文芸誌を手に取った 遅いタイミングとは思いつつも、文学ムック「ことばと vol.7」を読んだ…

火水イリイ
3か月前
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限界を知って更新する

テーマ設定の方法 第二作目を作るにあたり、一作目の方法論を踏襲している。書き上げることに関しては成功したからだ。  次の制作期間は、推敲完了を含めて四ヶ月と設定している。初めの一ヶ月はテーマ設定というか、四ヶ月という時間のなかで私が追いかける問いを設定するための時間に充てている。  テーマ設定とは出発点であり枠組みであると思っている。すでに知っていることだけを書くのではなく、書き上がった時には知らなかったことがある程度体系化されている状態を目指す。  このテーマ設定に

第三稿。テーマやオマージュとのすり合わせ

テーマをどう設定するか 35万文字の物語を作り終えて、2作目に取り組み始めている。次は10万…

火水イリイ
3か月前
9

なぜ、物語で主人公を成長させなければいけないのか

成長物語とストーリーの関係 「主人公と成長」というテーマで記事を書いてみようと思い立っ…

火水イリイ
3か月前
14

タイプした原稿は紙に印刷するか

デジタルシフト vs プロトタイピング 以前の職場はほぼペーパーレスになっていた。会議から…

火水イリイ
3か月前
5

推敲で発揮される創造性

 私が師と仰ぐある牧師がいる。高齢だがご存命である。私は今でこそ北海道に帰ってきたが、…

火水イリイ
3か月前
15

自分の中心にある物語

職業が一語という威力 「作家」と名乗るための方法論は広がっているように見えて、スタンダ…

火水イリイ
3か月前
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第二稿。「これが何か」をすぐに知ることができても、「何でないか」には文脈の理解が…

多いようで多くない 「火水イリイ」アカウントでnote投稿を開始する前にも、漫画投稿用アカ…

火水イリイ
3か月前
9

物語制作中の進捗管理に近道はないが、ご褒美作業の要素もある

子供の頃からブレない夢を持った自分でいたかったか もっと早く、できるなら十代のうちから、願わくば小学生から、自分の将来の夢だとか一生の仕事に目覚めて、追いかけていたかったか、それにはYESとNOで回答できる。 YES・・・もっと早くに自分が打ち込むべきことに目覚めて、作ることと共に生きたかった。この場合でも、私はそこそこ上手くやったかもしれない。もっと文学属性の強い人とか、ゲームのシナリオライターとかになっていたかもしれない。 NO・・・今だからこそ書ける言葉がある。自