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書き上げるまで

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何者でもない人が35万字の物語を書き上げるためにやった全ての努力。書き上げたあと、さらに書き続けるための全ての試行錯誤。
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記事一覧

自分の「テーマ」を手にいれる

テーマを変えた方がいいと言われてしまった 作品を発表したところ、「文章はほとんど直すと…

火水イリイ
13時間前
16

うっかり海外文学の日本語訳を写経した結果

 3月半ばから小説写経を試みている。小説写経というもの、基本的には文章力を上げたり、使え…

火水イリイ
2週間前
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「イエス」と言って生きていたい

 公開から少し時間が経って、30スキか、15スキに落ち着いた記事には、300スキと150スキを比較…

火水イリイ
2週間前
20

ユーモア小説と呼ばれたい

半年、無職で生き抜いた 去年の暮れに前職を辞めた。ハローワークの職員が、けっこうしっか…

火水イリイ
3週間前
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自分の「文体」を手にいれる

「作風」を持つことに憧れる  漫画を描いたり、たくさん読んだりしていると、「画風」という…

火水イリイ
3週間前
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女性は文学世界をどのように作り上げているか

女性の文豪  文豪のことを考えていて、私は女性なので「女性の文豪を挙げられなかったな………

火水イリイ
3週間前
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文豪はアラフォーで何をしていたのか

30代は棚卸しのとき Podcastで、ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」という番組がある。以前よく聴いていた。今はPodcastではなくAudibleを聴いている。  その中で、スーさんが「30代は人生の棚卸しのとき」と言っていた。当時私は36歳くらいだった。  私は30代に入ってから、在野ではあるけれども生涯追い求める学問を定めて、アウトプットとして物語を作っている。勉強を始めてからは七年ほど経過した。アウトプットは、物語制作は三年、小説に定めた

なぜ、小説に「彼」「彼女」を使わない方がいいのか考えてみた

これからの指針 本題に入る前に、noteのインプレッション(ここではスキをいただくことと定…

火水イリイ
3週間前
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モヤモヤをありがとう

小説教室で赤をいっぱいもらった 一ヶ月ほど前に仕上げて提出した物語作品に、講師からの添削…

火水イリイ
4週間前
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小説教室で1万文字の短編を書いた

 今月から月に1回小説教室に通う。  頻度としては少ないように見えて、毎月一本短編を仕上…

火水イリイ
4週間前
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論理による自由と、物語による自由

 なぜ私たちには物語が必要なのだろうか。なぜ論理やファクトの積み重ねだけでは生きていけな…

火水イリイ
1か月前
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夜泣きのエッセイ

作品を作る前の自分 現在は物語作品を「書き上げること」をテーマにマガジンを書いているが、…

火水イリイ
2か月前
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ダイアローグは最後に悩む

ロバート・マッキー『DIALOGUE』で物語に磨きをかける さあいよいよ第三稿で物語に磨きをかけ…

火水イリイ
2か月前
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あこがれる文体と、「好きなことを仕事にするか」という命題への一次回答

文芸誌を手に取った 遅いタイミングとは思いつつも、文学ムック「ことばと vol.7」を読んだ。2023年11月上旬に刊行済。「第五回ことばと新人賞」の受賞・佳作作品と選評が掲載されている。  先に断っておくと、私はこの新人賞に応募したわけではない。経緯としてはちょっと回りくどいが、私は朝日新聞ポッドキャストの熱心なリスナーだった。朝日新聞つながりで本の情報サイト「好書好日」も知っており、そのなかのインタビュー記事「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」で、ことばと