マガジンのカバー画像

書き上げるまで

34
何者でもない人が35万字の物語を書き上げるためにやった全ての努力。書き上げたあと、さらに書き続けるための全ての試行錯誤。
運営しているクリエイター

#小説

自分の「テーマ」を手にいれる

テーマを変えた方がいいと言われてしまった 作品を発表したところ、「文章はほとんど直すと…

火水イリイ
3週間前
67

うっかり海外文学の日本語訳を写経した結果

 3月半ばから小説写経を試みている。小説写経というもの、基本的には文章力を上げたり、使え…

火水イリイ
1か月前
62

ユーモア小説と呼ばれたい

半年、無職で生き抜いた 去年の暮れに前職を辞めた。ハローワークの職員が、けっこうしっか…

火水イリイ
1か月前
21

自分の「文体」を手にいれる

「作風」を持つことに憧れる  漫画を描いたり、たくさん読んだりしていると、「画風」という…

火水イリイ
1か月前
65

なぜ、小説に「彼」「彼女」を使わない方がいいのか考えてみた

これからの指針 本題に入る前に、noteのインプレッション(ここではスキをいただくことと定…

火水イリイ
1か月前
26

モヤモヤをありがとう

小説教室で赤をいっぱいもらった 一ヶ月ほど前に仕上げて提出した物語作品に、講師からの添削…

火水イリイ
1か月前
15

小説教室で1万文字の短編を書いた

 今月から月に1回小説教室に通う。  頻度としては少ないように見えて、毎月一本短編を仕上げて提出するので、心の中で占める割合は大きい。  小説教室に行こうと思ったきっかけは、長編を仕上げたからだ。  これまではいろんな本を乱読していたが、もっと「小説」を読みたいとか、「小説」のことがもっと知りたい気持ちが強く明確になったのは、自分でも一本作品を書き上げたことから生まれてきた。  「小説を書いてる人に会いたい」とも思った。 体験教室で早速発見があった 引き出しが増える・・

夜泣きのエッセイ

作品を作る前の自分 現在は物語作品を「書き上げること」をテーマにマガジンを書いているが、…

火水イリイ
3か月前
20

ダイアローグは最後に悩む

ロバート・マッキー『DIALOGUE』で物語に磨きをかける さあいよいよ第三稿で物語に磨きをかけ…

火水イリイ
3か月前
17

あこがれる文体と、「好きなことを仕事にするか」という命題への一次回答

文芸誌を手に取った 遅いタイミングとは思いつつも、文学ムック「ことばと vol.7」を読んだ…

火水イリイ
3か月前
32

限界を知って更新する

テーマ設定の方法 第二作目を作るにあたり、一作目の方法論を踏襲している。書き上げること…

火水イリイ
3か月前
11

第三稿。テーマやオマージュとのすり合わせ

テーマをどう設定するか 35万文字の物語を作り終えて、2作目に取り組み始めている。次は10万…

火水イリイ
3か月前
9

なぜ、物語で主人公を成長させなければいけないのか

成長物語とストーリーの関係 「主人公と成長」というテーマで記事を書いてみようと思い立っ…

火水イリイ
3か月前
14

タイプした原稿は紙に印刷するか

デジタルシフト vs プロトタイピング 以前の職場はほぼペーパーレスになっていた。会議から契約書の文面チェックに至るまで、全てパソコンの画面上で行うということに5年以上慣れていた。  しかし、その前のプロダクトデザイナー時代はプロトタイピングとして常に手作業があった。パソコン上で描いたものを出力してみたり、サンプルを作ってみるという作業が当たり前にあった。  それらはいずれゴミになる。作ることは未来を創ることに繋がっていると否定はしないが、ゴミを作ることとも紙一重だと知っ