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まえに、ならえ

右向け右、まえにならえ、なおれ

学生の頃はこれにまず苦戦した。

整列がとっても苦手だった。

私は多分、整列させられることが気に食わないみたいな美談を語ってるような人たちほど
尖ってはいないし
別にそこまで集団にいることが
嫌いなわけではなくて
ただ、シンプルに、綺麗な列の一員として

「乱さないこと」へのプレッシャーが
苦手だった。

まえにならえは、特に緊張する。
腕の長さが絶妙に違うから感覚はもちろん
1発で揃わないし
大人から微調節されるあの空気も嫌いだった

集団行動もそうだ。
集団でいること、括られること、が
嫌いだー!とかではなく
ただ、集団行動というあの特殊な課題の中で
1人乱れてしまって目立つのが嫌だった。

だから、そうならないように
とにかくずっと緊張しながら足並みをそろえた

そういう、ただただ、とにかく
気苦労だけするあの時間。それがとっても
苦手だった。

意味なんて特に考えてなかったし
知ったところでどーでもいいと思ってしまうのが
オチだから深いことは知らないが

整列とか集団行動ってなんだか肩が凝る。
だから極力したくなかったな。

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