人間になりたい日記#189「滋賀県」
2022年11月10日 滋賀県
取材で滋賀県に来ています。滋賀県には初めてやって来ました。
近江八幡、日野、五箇荘を二泊三日で巡る、なかなかハードな旅です。
滋賀県とのお付き合いは鮒寿司から始まりました。
都内で鮒寿司が食べられるお店を巡る(そして日本酒を飲む)という楽しい取材で、鮒寿司を食べるのはその時が初めてだったので、滋賀県の観光協会の方が「食べられるかな……?」と心配していたのを覚えています。
一体どんな食べ物なのかドキドキしましたが、鮒寿司はとってもおいしかったです。
鮒寿司は普通の(?)お寿司と違って、鮒がお米に包まれた形で発酵しているお寿司なのですが、このお米の部分もおいしい……。
お米のところ(「いい」と呼ばれています)だけ突きながら日本酒を飲みまくれるくらい。
これが私と滋賀県の出会いの記事です!↓
https://shigatoco.com/toco/shigaku_010/
それから今年、滋賀県の長寿企業が対談する仕事でライティングをさせてもらいました。
滋賀には近江商人と呼ばれる商人たちが古くから活躍していて、100年企業と呼ばれる100年以上続いている企業がたくさんあるのです。
私が取材したのは近江牛の会社「毛利志満」の森嶋社長と、「ふとんの西川」の西川社長の対談です。
毛利志満さんも長寿企業ですが、ふとんの西川さんはなんと創業450年……!
その対談は「水都八都」という滋賀県のパンフレットの別冊として配られています。
滋賀県の素晴らしいところは至るところに昔ながらの建築物が残っているところです。
県や市がしっかりと保護していて、市民による建築物を残すための有志の会も存在するそうです。
昔ながらの建築物は広くて維持も大変ですが、歴史を守ろうとする姿勢に感動します。
そして滋賀県はとってものんびりしています。近江八幡ものんびりしているなあと思いましたが、二日目に日野にやって来たら、輪をかけてのんびりしていました。
私が「東京を離れたなあ」と思うのは、唐突に「ご自由におくつろぎください」のスペースが現れる時。
日野駅にもそんなスペースがあって、普段は喫茶店をやったりやらなかったりしているそうです。
今日はやっていない日だったのですが、やっていない日はクローズしているかというとそうではなく、むしろ自由に解放しています。
そこでのんびりしていいのです。
日野の観光協会の事務所にもちょこっとしたお土産スペースがあって、それから近所の人たちがくつろげるスペースがあります。
さっきもお茶を飲みながら自由に喋っているおじいさんたちがいました。
東京はとにかく「ご自由にくつろげない街」なので、そういう「ご自由におくつろぎください」というスペースの活用法を見ると、しみじみ東京から離れてきたなあと思うのでした。
『姫乃たまの「ラジオ消した?」』#189「滋賀県」
Radiotalk▶︎https://radiotalk.jp/talk/901120
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