姫野桂
フリーランスの身内に不幸が起こったら仕事をどうすべきか問題

フリーランスの身内に不幸が起こったら仕事をどうすべきか問題

姫野桂

縁起の良い話ではないが、人はいつ死ぬか分からない。先日、寝たきりで入院中の祖父が脳梗塞を起こし、容態が悪化。長男である父親が夜中に病院から呼び出されて、宮崎—別府を夜中にクルマを走らせたが、父が出かけてすぐ容態が落ち着いたらしい。

今までも何度か脳梗塞を起こしている祖父。次、また脳梗塞を起こしたらどうなるか分からない。ということで、「もしものときのために」と、父から飛行機の株主優待券が送られてきた。近日中に不幸があったらこれを使って帰ってこいと。いつもは盆と正月の帰省でしか使わないANAの株主優待券を手に、非人情的かもしれないが、どうか、仕事が忙しいときに死なないでくれ、どうか空気を読んでほしいと思ってしまった。

会社員ならばよほどのブラックでない限り、身内に不幸が起こった場合忌引き休暇を取れる。そのとき抱えている仕事も、職場の人に迷惑をかけることにはなるが、なんとかなる。

フリーランスの身で、もし身内に不幸が起こったらど、仕事はどうすればいいのだろう。翌日、取材が入っていたとしたら、代わりに取材に行けるライターさんを見つけなければならないのだろうか。でも、それが自分の持ち込み企画だとしたら他のライターさんには任せられないし、既にアポをとっているのでドタキャンは先方に迷惑となる。

〆切前だったとしたら、それも悲惨だ。Web媒体ならば最悪の場合、アップ日を調整できる場合もあるが、紙媒体は何が何でも発売日に間に合わせなければならない。特に、連休明けの週にムック本40ページの〆切を抱えている現在、絶対に身内が死んではならない状態だ。

こういうとき、ライターさん同士で助け合いましょう、なんてことができればいいのだが……。
そしてそれは、仕事を安心して頼めるライターさんが少ない問題につながる。ライター志望の人はたくさんいる。しかし、実績は少ないけどこの人に頼んでも大丈夫、と思える人にはなかなか会えない。そして、頼んでも大丈夫だと思える人は忙しくて引き受ける余裕がないことが多い。


フリーランスで仕事をしている人は、身内に不幸が合った際にどうしているのか、とても知りたい。

#ライター #フリーランス #葬式  

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姫野桂

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姫野桂
フリーライター Web、雑誌などで書いています。著者『私たちは生きづらさを抱えている 発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音』(イースト・プレス)『発達障害グレーゾーン』(扶桑社新書)『「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック』(ディスカヴァー)