見出し画像

マッチングアプリ=就活……?

強い人間なんてどこにも居やしない。強い振りのできる人間が居るだけさ。

村上春樹『風の歌を聴け』





 こんにちは、姫野です。
 このままだと揺り戻しの思うツボになってしまいそうなので、思ったことを書いてみようと思います。タイトルにもあるように、マッチングアプリと就活って似てるんじゃないか、という独り言についてです。








 マッチングアプリを始めて1ヶ月ぐらい経ちました。少ないながらにマッチ数もあり、少ないながらにいろんな女性と話してみたわけなのですが、僕は精神疾患の身ながらマッチングアプリをしているので、時々どうしても嘘をつかないといけない場面が出てくるのです。それも、完全に良くない僕が100%悪い嘘。具体的に言うと、「大学を休学しているのは、ひとり暮らしのためのお金をアルバイトで貯めているから。」っていう嘘。もちろん休学しているのは病気の療養が理由なので、この嘘を信じてもらえたところで僕がしんどいだけです。相手にも悪いし。けど、マッチして女性に切られないようにするには、このような嘘をつかないといけなくて(この嘘を言って、業者だと思われて切られることも全然あった)、女性に気に入られるためにはこんな酷い嘘もつかないといけないのかと思ったり、こういう嘘のつき方って、就活でもしたなーと思ったり、それが嫌になってうつになったんじゃなかったっけ……? と思いました。そもそも僕は彼女が欲しいんじゃなくて、話し相手が欲しかっただけなのかも、とも思いました。よく分かりません。先月衝動的にマッチングアプリを入れた、当時の自分しか分からないと思います。

 先月の僕の日記を見てみたら、マッチングアプリを入れた理由は勢いが半分と、本気で彼女が欲しいが半分らしいです。その半分の勢いに、1ヶ月後の僕はめちゃくちゃ苦しめられていると、当時の自分に聞かせてあげたいです。勢いで金を溶かすな!




 「気に入られるためにつく嘘」っていう点で、マッチングアプリと就活は似ているんじゃないかという浅い考察です。マッチングアプリでは自分を誇大に見せるような場面が度々あります。

 就活でもあるじゃないですか、似たような嘘をつく瞬間。本当はアルバイトとして、アルバイトの範囲を超えない程度の仕事しかしてないのに、バイトリーダーとしてシフトの管理をしたり、みんなが働きやすい環境を作るために、月イチでアルバイトのみんなにアンケート書いてもらっていたみたいな、面接官からしたらお見通しなんだろうなーっていうような軽薄な嘘。

 できるだけ嘘のない範囲でやろうと思っていますが、「今大学4年生ですか?」とか、「夏休みはどこか行かれましたか?」みたいな質問を女性からされると、「今大学4年生ですが、休学してるので今年23歳です」と言いたくなるし、「今休学してるので毎日夏休みみたいなものです」とも言いたくなってしまいます。本当は先述のような嘘つきたくないし、こんな嘘をつかなくてもいいような人と出会いたいのですが、なかなか難しいです。というか無理です。いきなり「病気に理解のある彼女」なんて手に入りません。文面のやりとりだけでそのような人かどうか判断するのは危険すぎるし、僕がそのように思っても、相手は全然そんなこと思ってなかったみたいなこと、あるじゃないですか。「親友はいますか?」みたいな質問で困ってしまうアレと同じです。「僕は親友だと思ってるけど、相手は僕のこと親友だと思ってくれてるのかな」みたいなソレ。はー悲しいです! これ書いてて久々に泣きそうです。どうしてマッチングアプリなんか始めたんでしょうか。衝動的にお金払って女性とやりとりして、1ヶ月経ったところで後悔して、何がしたかったのか分からないです。しかも3ヶ月プランを購入してしまったので、あと2ヶ月もアプリから自分の存在を消せないんです。苦痛でしかないです。しんどい! どうしたらいいんだ! アプリの中だけでもいいから死にたい!







 とかなんとか言ってますが、最近はアルバイトに久々に行きまして、それも前のバイト先に復職(バイトの身分で復職という言葉を使うのも変ですが、これが1番説明が楽)という形なのですが、働いてきました。意外と働けたなーという感想です。以前バイトしていた店にもう1回入った形なので、イチから関係を築く必要もないし、新しく仕事を覚えることもほとんどなかったし、半年ぐらいバイトは全くせず家と病院を行き来するみたいな日常でしたけど、意外と動けたなーという感じでした。病気の人間がアルバイトとはいえもう1度働くまで回復したのはすごいことだと勝手に思ってます! みんなすごいって言ってくれないから、自分で言うことにしました。すごい! よくやった! ただ、マチアプ=就活理論に悩まされている今日この頃みたいな最近です。




 今週末大阪にいる友達に会いに行く予定なので、友達にこの話してみようかなー。めっちゃ泣いちゃいそう! どうか引かないでほしい! この友達はちゃんと胸を張って友達と言える友達なので、このような戯言を垂れても聞いてくれると思うし、友達に甘えてみようかなーなんて思ったり、やっぱりやめようかなと思ったり。話してみないと分からないので、話してみようかな。そのとき考えます。




 季節の変わり目なので本当に体調に気をつけてください! 僕は低気圧で死にそうです! 死ぬなら光の中で死にたい!


 お元気で!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?