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ばぁさんぽ😅〜武田薬品工業 京都薬用植物園2021/06/26
武田薬品さんの京都薬用植物園見学会のチケットが当たったので、行ってきました。
良かったです。
普段勉強している生薬の生きている姿を見る事ができ、感動です😊
大雨予想でしたが、なんと良い天気で気持ち良く見学させてもらいました。
最近また晴れ女、復活か
ここからはちょっと長くなります。
ご興味のある方、お付き合いくださいませ😄😅😆
(薬草園で撮った写真をちょっと割愛して😅載せています。)
場所は一乗寺駅より徒歩20分のところに位置しますが、今叡山鉄道が不通なので、三条よりバスに揺られてそれでも徒歩10分はかかったかな😂
平坦地ではなく、なだらかだけどゆっくり坂を上がる感じ。
入り口は👇な感じ。
振り返れば…下鴨の風景・・・ちょっと田園広がるってイメージだったのだけど、結構な住宅地の中にありました。
まずは・・・
◆「ジャノヒゲ」通称「龍のひげ」ではなかったかと…
小さな花芽を持ってますね。
生薬名「麦門冬」。根の部分が生薬となります。
咳を鎮め、乾きを抑え、痰を取り去る、ステロイド成分も含む様です。こんな可愛い花芽を持つのに❗️
◆ご存知ローズマリー。
これも沢山種類があるようですが、今日はこれだけ。でも、良い香りです。
出来れば、ちょっと頂いて帰りたかった😅
◆いい香りのイブキジャコウソウ
香りを楽しむものでもありますが、発汗・収斂・強壮・利尿作用があるので、風邪、頭痛、咳、痰に。
◆ハッカのいろいろ
このハッカ(オランダハッカ)の香りが一番好きかなぁ・・👇
日本のハッカと言ったらこれ👇
香り一番なじみがあります。生薬のハッカはこれです。
◆おなじみカモミールです。
大きくなると寝てきてしまいますね。でも、よく香ってました。
◆イタリアウイキョウ、フェンネルですね。
いまが盛りと花を咲かせていました。最近はスーパーで根元が売られてますね。お野菜としてだそうです。
◆唐辛子シリーズ
左から右に辛さが増していく・・様に植えているという事です。
一番左は「万願寺」さん。一番やさしい辛味ですね。
でも隣はいきなりハバネロです😆
◆ラベンダー3種。少しづつ香りが違います。真ん中のが精油に使われているという事です。
◆山椒
最初のは中国の山椒。花山椒。ぼちぼちと突起が外に出ているもの。
イガイガボールみたいなものです。
次のが日本の山椒。粒のぼちぼちが中に引っ込んでいるもの。
葉っぱは日本の山椒の方が香るように思います。
香りは別物です。それぞれに良さがあります。
◆ティーツリー
アロマオイルで有名なものです。下の写真はティーツリーのお花です。
お花が見られるのは珍しいそうです😊
◆なんだかわかりますか?
アーティーチョークです。花が咲く前のものがスーパーで売られているものです。
そしてアーティーチョークの元は大きいアザミみたいなものだそうです。
あのイガイガがこんなになるなんて・・・でしょ?
一番下の写真、遠近法であれただけ大きさが違うわけではなく、そのぐらい違うのです
アーティーチョークのお花👇
アーティーチョークのルーツ👇
手前がアーティーチョーク。奥のがルーツ。
遠近での写真ですけど実際半分以下の大きさです。
◆めぼうき=バジルです。
バジルシードはスーパーフードとしても最近注目を浴びてますね。
美味しそう、良い香りしてました😊
スーパーフードバジルドリンク👇
ちょっと・・・気持ち悪い
◆ハマビシ=生薬名:リツリシ
花はかわいいけれど果実はとげとげしていて痛いです😊
皮膚のかいかいの生薬ですね。
◆香水木=レモンバーベナという方がなじみがあるのだとは思います。
ぱっぱをかじってきました。ほんのりレモンの香りが鼻を抜けます。
香りは気を巡らすといいますが、こういう時本当に思いますね。
午前中でしたが、とても暑かったのですっとしました。
◆ニオイテンジクアオイ=レモンゼラニウム
香りに鎮痛作用があるそうだ。
「蚊連草」はまた別かな?猫よけのゼラニウムもあるそうだけど、これと同じかな?
一口にレモンゼラニウムと言ってもいろいろあるそうだ。。。
◆タバコ
葉タバコです。
ナス科だったんですね。
◆キャッサバ
根っこはあのタピオカの原料。
でも、気候がさむいんでしょうか?葉っぱが弱弱しい
◆ちょろぎ
あのお正月の黒豆にちょこんと乗っているやつ。
強壮、鎮咳、整腸、すりつぶして打撲の患部に当てるなどに使えるらしい。
ちょろぎの酢漬けは長寿の薬効があるとかないとか・・
だから「長呂来」と書くのかな
◆カッコウ=霍香=パチョリ?
◆てんさい
お砂糖の「てんさい」。根の部が砂糖となります。
なんとなくセクシーなポーズ😅
◆ステビア
同じ甘味。カロリーがないので、ダイエット食品として近年メジャーですね
◆ラズベリー?
ネームがついていなかったけど、寄せ植えされていて・・
◆亜麻仁
なんか・・・ひよひよしていて。。。これがパワーフード?
◆附子=トリカブト
毒草。。。でも漢方薬には入っていることがあります。
その時には毒性をちゃんと処理されて入っているので安心です。
使われる部分は根っこ。
実は3Dプリンターで作られた根っこだそうです。
かなりリアル
◆ベラドンナ=西洋ハシリドコロ
これも毒草の一種。
◆ハシリドコロ 日本種
◆ムラサキ=紫根
根っこが生薬。あの紫雲膏の原料。
◆甘茶
お釈迦様の甘茶はこれ。なかなか育てにくいそうです。
◆アメリカキササゲ
豆をぶら下げるのだけど、ちょっと見られなかったなぁ。
秋だったかな見られるの。
◆ワレモッコウ
秋に真っ赤な花を咲かすけれど花に見えず、平安時代の額にかぶった帽額にに似ているところから名付けられたそう。
バラ科なんですね~不思議。
◆イカリソウ=淫羊藿
花の形が錨に似ていることから名付けられたそう。
漢字からわかるように、使うと「淫らな羊の様になる」ことからつけられている😲
つまり強壮剤。あのユンケルにも入っている。
これもいろいろ種類があるとの事。
◆ウコン=ターメリック
肝臓にウコン
◆麻黄
最近よく見かける麻黄湯の麻黄。
こんなにぼさぼさなのね~
◆フジバカマ
秋の七草の一つ。
匂い袋や入浴剤に利用されていて、古くから活用されている草。
生薬としては胃炎、むくみに使われる。
◆サイコ
小柴胡湯、加味逍遥散、四逆散などの解熱、解毒、鎮痛に部分を受け持つ。
静岡県三島でとれたものが一番の上質な柴胡であり、大収穫地だったそうで、ミシマサイコと名付けられているが、現在野生のミシマサイコはないそうです。
◆アケビの木と実
◆キキョウ
原種はほぼ絶滅危惧種になっているらしい。
◆赤しそ
ここには3種類ほどあるが1枚目2枚目が良くスーパーで見かける赤しそ。
全く同じに見える赤しそだけれど、匂いが全然違う。
香り高いものが生薬でも使われている紫蘇葉。
同じようにちりめんになっていても香らないのは色付けの為のもの。
成分も紫蘇葉なものはないそうです。
スーパーでも気を付けて購入してね・・・との事。
最後の青い色をしていても、葉の裏側は赤い。
これも赤しその仲間だそう。
◆温州ミカン
陳皮の元。これも原種は貴重なものとなってきているそうです。
◆ヨモギ
のっぱらにあるヨモギとはちょっと趣が違うけれど、同じ。
似た草があるからご注意を!
◆ボウフウ
防風通聖散の中に入っているボウフウ。
ダイエット生薬・・・かな
◆カンゾウ
甘味としても使われている。これも何種類かある。
ラルカンゾウが生薬になると。
◆ボタン・シャクヤク
”立てば芍薬、座ればボタン、歩く姿は百合の花”のボタンとシャクヤク👯♀️
これは女性を形容している言葉なんだけど・・・
大事なところが隠されているそう・・・
”気が立ったら芍薬😲、座ってばかりで動かなかったらボタン😓ふらふら歩くのだったら百合😱”という意味だそうですよ
平肝止痛・・・イライラに芍薬、のぼった気を静めるのに芍薬の根っこを生薬として使い、活血散瘀・・・昔は月経期は動けなかったのでこんな表現だったのでしょうね”やる気がなくなって座ってばかり”だって。そんな時はボタンの根っこの皮、牡丹皮を、そして清心安神・・・思いを巡らしすぎて不眠になったり、ぼーっとしたの時に使ったのが百合(びゃくごう)の鱗茎。
女性に多い症状だった為に、上手に形容した言葉になったのでしょうね😅
しかし・・・うまいなぁ~~そういう形容の仕方って😄
◆以下はメジャーな漢方薬に含まれている植物事に植えられている花壇。
右が葛根湯。左が桂枝湯。メジャーな漢方薬ですよね。
黄連解毒湯。解毒・・・なんてイメージわかない植物ばかり
右が四君子湯。左の2種をたして六君子湯
そして麻黄湯
大建中湯
鼻水に小青竜湯
半夏瀉心湯
イライラに抑肝散
麦門冬湯
酸棗仁湯
芍薬甘草湯
牛車腎気丸・八味地黄丸・六味丸
加味逍遙散
桂枝茯苓丸・甲字湯
当帰芍薬散
最後に…プラタナス原種・・・だそうです
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