long-term-care〜一周忌を越えて
この日曜日、一周忌を終えました。
母の状態が今までになく落ち着き、短期記憶の進行はあるものの、今までのパニックはどこへやら。。。
私もある程度、見切りを付けたと言うのもあるかも知れません。
人の人生をどうにかしようなんて、傲慢だったのかも。
認知があるとはいえ、まだ日常生活は出来る。
簡単な食事なら支度もでき、ご飯だって炊ける。
ちゃんとお風呂に毎日入り、身支度を整え、化粧もしてる😅
これで認知とは、一見ではわからない。
話していれば、あ〜確かにな…会話は途中から夢の中に入るし💦
一周忌、お寺さんに入りお経を聞けば、ある日の事を思い出し涙する。
でも、それが終わればカラッと涙も乾き、墓参りに行く。
その時にはもう涙もない。
この人の感覚は…わからない…わけでもないが😌
今回の帰郷でまた教えられた気がする。
そして、母との距離感もわかった気がする。
昭和の・・・しかも戦中を生き抜いた女は・・・強い。
骨が強いとか気が強いとかそんなものじゃない。
芯が強いというか・・・到底かなわない。
そんな母を心配だからって施設に入れようとか、何かやっちゃ危ないとか言ってさえぎる事なんて・・・なんて上から目線だったんだろうと思う。
尊厳をつぶしてはいけない。
人にもよるのだろうけれど、頼りにする、やれることはお願いする。。。
何かをしてあげるのではなく、大きくなった子供と同じ・・・遠くからそっと見守る。
出来なくても、自分でやれない助けてというメッセージを投げかけてくるまで待つ。
そして、今の自分の空間はちゃんと守った上で、母の空間も守る。
これが母との距離であり付き合い方なのかもしれない。
自分の気持ちにしっかり落とし込もう。
また、後戻りするかもしれない・・・しれないけれど、私が後戻りしなければよいのだと思う。
一周忌を越して・・・父が教えてくれたのかもしれない。
もう少し相手を信じろと。。
今日は、母に大型ごみに大型ごみの券を近くの商店街で購入して貼り付けておくことをお願いしました。
嬉しそうに「やっておくわ、大丈夫よ、28日ね」と言って電話を切った。
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