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タンザナイトの話

射手座シーズンを終えて、山羊座シーズンまっただ中のこの時期。
今回も姫嶋の好きな石をご紹介していきます。

タンザナイトとは、青みの発色があざやかなゾイサイトにティファニー社が商品名をつけたもの。12月の誕生石にも仲間入りしたことで、近年とても有名になりました。

五大宝石に比べると、1960年代に発見されたこの石はまだまだニューフェイス。
その魅力を、ご紹介していこうと思います。




タンザナイトの色

宵闇の青 はどうやって作られる?

この石がとれるのはアフリカ大陸にあるタンザニア。
タンザニアの宵闇の色ともうたわれる深い青~青紫は、カラット数が大きいものに顕著に見られます。
色にこだわりたいなら、最低でも1カラット以上は欲しいところ。

ときどきチラッとみえる赤いきらめきは、一定以上色の濃いものだけに見られるしるし。

1カラットUPで質のいい石を買おうと思ったら、他の希少な宝石だと白目をむくような大枚をはたかないと買えませんが……
タンザナイトだったらまだ頑張れば手が届きそうなのもいいところ。

ちなみに鉱石の状態で掘り出したタンザナイトは、赤ワインのような褐色を感じさせるものが多いそうで。
通常みられている青色は、加熱処理のお化粧をほどこした結果なんですね。


非加熱だって美しい

タンザナイトが属するゾイサイトグループには、グリーンやピンク、パープルの石もあります。
そして加熱によって失われがちですが元々は、見る角度によって色味が変わる「多色性」の魅力を持つ石なのです。

さらに希少にはなるけど、加熱しなくてもこのように色が美しい石もあります。
まさに手の中でコロコロするのを見てるだけで、時間がとけていきそうなコレクターズアイテム。
気になった方はぜひ、「バイカラー」「パーティーカラー」で検索してみてください。


占い的に見たタンザナイト

タンザナイト発見のエピソードに欠かせない人物が、先住民のマサイ族。
その昔、落雷による山火事のあと地で青くかがやく宝石を最初に見つけたのが、彼らなのだそうです。
その後、マサイ族のリーダーが奥さんの出産後に贈る石として、現地では定着しているとのこと。
子供の成長と発展を願っての、素敵な贈り物ですね。

お祝い事、成長、といえば木星の領分です。
タンザナイトの色を決める「加熱」の炎もからめると、
火星座にして木星を守護星にもつ射手座さんが一番近いかもしれません。

もうすぐ新年を迎える今日この頃。
新しいスタートを切る門出に立ったり、人生の節目を迎えている方への縁起物として贈るなら、タンザナイトも良さそうですよ。


この一年、毎月の誕生石について書かせていただきました。
占い好きの宝石オタクとしての発信は、これから本格的に石禁するので一旦これでお休みの予定。
また気が向いたら、宝石やジュエリーについての話ができればと思います。

ではでは、また会う日まで~~!!



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