クリソベリルキャッツアイの話
(2023年2月のアメブロ記事をリライトしています)
前回のガーネット編に引き続いて、今回も好きなものをひたすら紹介していきます。
2月の誕生石はアメシストと、近年あらたに仲間入りしたクリソベリルキャッツアイ。
私の好みで恐縮ですが、今回はニューフェイスについて書いていきたいと思います。
虹彩が映り難い時は左右からライトあててみてください😊
— fancygems (@satotradingco) January 5, 2023
できれば同じライトがベストです😅#chrysoberylcatseye #クリソベリルキャッツアイ pic.twitter.com/3Ly7elE4XO
世の中のありとあらゆるキャッツアイの総本家といえばこの石。ネコの目の色に一番近いですもんね。
そのため「クリソベリル」を省略しても、宝石オタクにとってはこの石を指していることになります。
本来キャッツアイとは、宝石の見え方に起きる特殊効果の名前。なのでクリソベリルという宝石ももちろんある。
クリソベリルとアレキサンドライトの指輪💍 pic.twitter.com/lTrqjy7oBG
— 鈴木雄太(愛知の宝石鑑定士)鈴木屋 (@yutasuzuki0930) July 28, 2022
透き通ったクリソベリルは水出し緑茶のような爽やかなイメージ。煎茶のように黄味がつよいものもあるので、お好みですね。
クリソ"ベリル"という名前から、ベリル系宝石のエメラルドやアクアマリンの仲間かと最初は思いました。
……が、まったく種類がちがうとのこと。
発見された大昔にはその違いが分からず、ギリシャ語で「黄金の緑柱石」として名づけられたのが名前の由来だそうです。
クリソベリルの変種が、私も大好きなアレキサンドライトです。
両者を区別する重要な決め手となるのが、アレキの変色効果。
宝石の色を決める不純物が絶妙なバランスで入っていて初めて、深い青緑からワインレッドへと変化します。
変種である以上は、アレキにもキャッツアイが見られる石はあります。
キャッツアイが見えるのは、宝石の中に針状・筒状のインクルージョンが綺麗に整列しているから。
ただでさえレアストーンなアレキの中で、きれいにキャッツアイが見られるものを探すのはまあまあ大変かもしれません。
なんで2月の誕生石に追加されたのか。
星座と何か関係しているのか、と思いましたが理由はいたって単純でした。
日本をはじめとして世界中で定められている「猫の日」にちなんで、というのが有力な説です🐈
ご家族にネコちゃんがいる方、うちの子の概念ジュエリーとしてお仕立てするのはいかがでしょう(突然あらわる回し者……!)。
ちなみに私だったら、こういうジュエリーに仕立ててしまいたいところ。
【Evil eye ring】
— Kagann jewelry @-10/9 Fuligo名古屋、10/25-31銀座松屋 (@KagannJewelry) October 9, 2023
K10×ブラックスターサファイア+和彫り。
悪いものを睨み返し、貴方を守る。
強さと意思を持ちながらも、流麗な唐草模様の和彫りが美しさと繊細さを手元に足してくれる、アイモチーフのジュエリーです。 pic.twitter.com/VGfi47lyXI
同じ2月の誕生石であるアメシストは、紫色といえば木星カラーということで魚座の星座石だと思っています。
どことなくネオンイエローっぽいものもあるクリソベリルは、人とかぶるのが苦手そうで新しいもの好きな水瓶座にぴったりかも。
その昔の伝承では、魔除けの生き物として大切にされてきたネコちゃん。
その目の力にあやかって、キャッツアイを身につけるのはいかがでしょうか。
バックナンバー(note版 準備中)
1月 ガーネット💎
3月 アイオライト💎
4月 ダイヤモンド💎
5月 翡翠💎
6月 ムーンストーン💎
7月 ルビー💎
8月 スピネル💎
9月 サファイア💎
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