翡翠の話

(2023年5月のアメブロ記事をリライトしています)
5月の誕生石といえば、きっとエメラルドの方が有名なはず。
なにせダイヤ・ルビー・サファイアと並ぶ四大宝石の一つですからね。

でもたまには、日本のような採れる宝石が少ない国でも採れる宝石の話をしてみよう。
ということで、今回は翡翠(ヒスイ)の話になりました。



翡翠には2種類ある ⁉

古今東西で金よりも重宝された歴史のある翡翠。
実は 硬玉(ジェダイト) と 軟玉(ネフライト) の2種類に分類できます。
これらは別種の鉱物で宝石としての価値も大きく異なり、硬玉が宝石質のもの。

例を挙げるなら、
日本の古墳時代の副葬品として発掘される勾玉の翡翠は硬玉、
中国などで彫刻品として売られている翡翠は軟玉が多いです。

どちらも素人目には区別が大変なので、宝石質の翡翠を単体で入手するなら確かな業者さんからがオススメ。

日本で一番有名な翡翠の産地といえば、新潟の糸魚川。
宝石質のなかでもトップクオリティの ロウカン翡翠 はミャンマー産に多いです。

このハッキリ色味が出ていながらも落ち着いた透明感がある感じ。
他の宝石には見られない、まさに東洋の至宝です。
(小粒な子なら私でもお迎えできるかも……?!)


実は緑以外の色もあります

みかんジュースのようなオレンジ翡翠に、パステル調のラベンダー翡翠。
自分で買うならラベンダー翡翠が気になっています。

でも水わらび餅みたいに透明な氷翡翠も素敵なんですよね。
ちゅるんとしていてなんとなく美味しそう。
黒翡翠や青翡翠のようなレアキャラまで見渡せば、お気に入りの一粒が見つかるかもしれません。


占い的に見た翡翠

翡翠の主力カラーでもある緑色は、占い的には金星をあらわします。
金星を守護星にもつのは牡牛座と天秤座です。

どこから見ても大きく見た目が変わることのない翡翠。
ちょっとやそっとでは揺らがない、不動宮に分類されるのが牡牛座。
翡翠と牡牛座の縁は深いのではないか……?と個人的には思っています。

見た目の話だけにとどまらず、そう思う根拠は他にもありまして。

翡翠を穴の開いた円盤状に加工した宝飾品は、古代中国の時代から と呼ばれています。
( 完璧 という故事成語の元になったものです)
美しいものは一国の城と交換するに値するとされたほど、翡翠はとても高貴な人の持ち物でもありました。

また占星術で牡牛座と縁の深い2ハウスは、富や豊かさを象徴する場所。
牡牛座自身も持ち物を大切にする「所有の星座」でもあります。

翡翠からは「どんな時も自分のペースを大切にしながら稼ぐ」力を借りられるかも。
お金持ちになりたい人や、周りに振り回されがちで困っている人には、特におすすめしたい石です。

幸運を呼ぶ木星が牡牛座に滞在するのは、2023年の12月末まで。
開運を狙って駆け込むなら、早いうちのお買い物がよさそうですね。



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