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幼稚園

すずやん(息子。魔改造ベーシスト)のnote『英雄誕生』に、わたしがすずやんをエリートにしたくて私立の幼稚園に入れた云々かんぬんみたいなことが書いてあったけどめんごめんごw!悪いけどそれぜんぜん違うわw!

その頃わたしは超絶忙しく、とにかく親がなるたけ行かなくてもいい幼稚園というのを周りの先輩ママたちからリサーチしてその結果そこにしたというのがことの真相でございます

その幼稚園は高級住宅地と昔から言われる帝◯山にあり、わたしも子供の頃よく遊びに行ってた大きな池のある公園の前という立地。品良く落ち着いた環境でいい感じ♡だったのも気に入った理由のひとつ

制服のデザインもbyコシノジュンコ。毎日着るんだからダサいよりオサレな方がいいというお母さんごころを掴んでる!(もちろん洗濯機で丸洗い可◯)

エリートにしようなんてさすがに思ってなかったけどガチャガチャしたところでなく品のいい環境を選んだのは確かだし、うちがそうだというのではなくその幼稚園はお金持ちの人が多かったので、子供だったすずやん的にはお金持ち=エリートというイメージでなんとなくそう思ってしまってたのかな???

それと、すずやんのnote読むまですっかり忘れてたけどそういや小学校も私立受けたんだったよね!落ちたけど!

どうも、私立幼稚園→私立小学校(落ちたけど)→エリート??

と思わせちゃってたらしいってことを今初めて知った母であった

でもさ、すずやんの名前の漢字の英雄(ひでお)は、(えいゆう)とも呼べるから名は体を表すで(エリートじゃなく)なんかヒーローにはなるんちゃうかな〜〜

と、ちっちゃい時からどことなく大物感があり自由奔放な自然児すずやんに対してナチュラル〜にわたしは感じてたのはある

ま、あれですワ。どこの親も一度は思うあの「ウチの子天才ちゃうか!」が年を経るごとに普通は無くなっていくのに、わたしの場合は逆に年々増すという


ベースヒーロー鈴村英雄!世界がキミを待っている!


言霊だいじ


ところでその幼稚園、入園式の日はまるでお受験ドラマ(見たことないけど)のワンシーンを見てるみたいで

幼稚園の周りに爛漫と咲き誇る桜並木のそばに次々と到着するピカピカの高級外車たち

お金持ち(?)のお家のお子さんが多い幼稚園ってほんまやったんや!

バタン!バタン!とその高級外車のドアからカッコよく降りてくるパパやママもシュッとしてて歩き方からして違っててなんか芸能人みたい!

いろんなハイブランドのスーツ着た垢抜けた人たちがあっちにもこっちにも!キレイ!めっちゃ楽しいー!

このように心の中で思いきりミーハー魂を炸裂させて喜んでるなんてことは微塵も顔に出さず平静を装ってすずやんの手を引いて楚々と歩くわたしだった


初めての行事は初夏の親子潮干狩り。

クラスで一番目立ってた派手でオシャレなママ達のグループの1人のMさん(気さく。美人。)がなぜか「一緒に行きません?私、車で迎えに行きますね!」と電話をくれた。

てっきり皆さん遠足みたいに電車で行くものと思ってたチャリラーのわたしは驚いたが有り難く申し出を受けて電話を切った。

やったー!海までドライブやー!(そこ?)

普通の車(てなんや)を想像して当日の朝待ち合わせの時間にマンションの1階に降りると、Mさんはデカい濃紺のボルボ(外車)に乗って現れ「ごめんなさいね!今ベンツ修理に出してるんで今日は父親に借りてきたこの車で!」と華やかな笑顔で言った、、、


今日はベンツじゃないからごめんなさい


人生で初めて耳にするパワーワードだった


潮干狩り用の安いプラスチックの子ども用バケツを揺らしながら「いえいえそんな!わざわざ迎えに来てもらって。ありがとうございます!」とお礼を言って生まれて初めてボルボに乗って(これがボルボか…)と感慨に耽るわたし(チャリラー 30歳)と、お友達Mくんと潮干狩りに行くのが嬉しくてはしゃぐすずやん(年少さん 3歳)であった

どうやら子供達同士(Mさんちも男の子)が仲良しらしくそれで誘ってくれたらしい

潮干狩りはたのしくMさんは帰りも家の前まで送ってくれた。いい人だった

けど、すずやんがのちにその幼稚園で女子たちから酷い虐めに遭っていたことをわたしはすずやんnote『英雄誕生』を読んで初めて知ったのだった

Mさんとはその後もお茶したりしてずっといい人だった


幼稚園を決める選択肢の1位が『親が馳せ参じることがなるたけ少なくて済む幼稚園』だったほど忙しい毎日を送り続け無理を重ねまくってたわたしの体と心は、すずやんが小学高学年の頃とうとう強制終了がかかり壊れてしまった

【続く】

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