カッツモデルと保健室コーチング
(株)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原規歌(朱美)です。
今日のテーマは
「カッツモデルと保健室コーチング」です。
今日は、仕事における
それぞれの立場で必要な
スキルや能力について
取り上げました。
■カッツモデルとは?
カッツモデルとは、
ロバート・カッツ氏が
提唱した
「役職に応じて必要とされる能力の割合」
を示したフレームワークです。
特に管理職向けに
提示されたものですが
立場を超えて
自分が、今、どの立場で
仕事をしているのか
と考える時
だれにでも
必要なものではないか
と思います。
■カッツモデルの3つの基本スキル
カッツモデルで提示される
3つの基本スキルは
次の3つです。
「テクニカルスキル(業務遂行能力)」
「ヒューマンスキル(対人関係能力)」
「コンセプチュアルスキル(概念化能力)」
どんな立場や役職にも
不可欠なスキル・脳力ですが
立場によって
要求されるスキルの割合は
変わります。
<テクニカルスキル>
最も具体的な専門的スキル
現場の最前線で必要とされる
スキルです。
養護教諭の先生を例にすると
応急処置・保健指導・健康管理
等に関する具体的な能力です。
<ヒューマンスキル>
組織の一員として
チームで力を合わせて
努力する場を作り上げる能力
テクニカルスキルが
個人的なスキルであるのに対し
ここでは、自分以外の人と
直接的に関わる
能力が必要とされます。
養護教諭を例にすると
他の職員への協力要請、
他の分掌との連携などが
これにあたります。
<コンセプチュアルスキル>
この概念は、経営者に必要とされる
もっとも抽象度が高い
能力となります。
知識や経験、情報などを
体系的に組み合わせ、
概念化する能力です。
ものごとを俯瞰し、
物事の本質を見極めます。
養護教諭を例にすると
保健室経営で何を目指すのか
その学校において
その存在意義は何か
を明確にし、
それを組織全体で
共有することが
これにあたります。
また、子ども達の具体的な
課題からそれを概念化し
仮説を立てて、
組織全体でどう取り組むかを
考えていくのは
この能力に当たります。
■すべての能力を高める必要性
これまでは
「現場」「中間管理職」「経営者」
のそれぞれに分けて
考えられてきた
カッツモデルですが
最近の予測不能な世の中において
仕事にかかわる
すべての人間が
3つのスキルを
高めていくことが
必要とされるようになりました。
例えば
応急処置や保健指導などの
具体的なスキルは高いが
自分の部署以外の職員と
上手くコミュニケーションが
できないと
連携した仕事の深まりや
保健室での子どもとのかかわりを
学校全体で共有することが
できません。
保健指導に関する
専門知識はあっても
指導時間を確保するための
交渉力がなければ
授業は実現しません
授業時間を確保できても
子どもの目線に降りた
指導する力量がなければ
意味を成しません。
保健室の中で要求される
具体的な仕事ができても
保健室経営で目指す
自分のコアの思いを
概念化することができなければ
一貫した仕事をし
周囲に影響力を及ぼすことは
できません。
■3つをバランスよく学ぶ
保健室コーチングでは
この3つの能力を
まんべんなく高める
プログラムを提供しています。
具体的には
目の前の子どもへの対応力
指導力という「テクニカルスキル」
他の職員や保護者と
円滑なコミュニケーションをとったり
他の部署や分掌と
連携して仕事を進める
「ヒューマンスキル」
自分の在り方、保健室経営のコア
を明確にし一貫した仕事をし
周囲への影響力を高める
「コンセプチュアルスキル」
この3つを、高めていくことで
仕事能力だけでなく
人生全体において
生きる力も高まります。
今年は
名古屋会場でのみ
ベーシックコース
アドバンスコースを
開催します。
少人数での開催となります
ぜひ、お越しくださいね。
それでは
今日も、素敵な1日を!
この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」2021年3月31日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。
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