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プラネタリウム《双子座》

プラネタリウム《双子座》
作】陽詩蒼空
性別不問 語尾変更可

皆さんは自分の生まれた時の星座を知っていますか?
星占いなどでおなじみの12個の星座。
俗にいう黄道十二宮(こうどうじゅうにきゅう)の事をさします。
自分の星座はどのような姿をしていて、どんな物語があるのか気になりませんか?
ここでは星座にまつわるギリシャ神話などをご紹介できればと思っております。

今回は5月21日~6月21日の双子座(ふたござ)についてお話しさせていただきます。
初夏に生まれた方の誕生星座の双子座ですが実際には1月~3月の冬に見られる星座になります。
二人の男の子が並んだ姿を表したのが双子座と考えられています。
双子座は左右対称の端正(たんせい)な星座になっています。
オリオン座の右下に位置しており周りに目立つ星がないため比較的に見つけやすい星座になります。
また毎年12月には双子座流星群を観測することができます。

それでは双子座のギリシャ神話についてお話していこうと思います。
この星座は武勇(ぶゆう)に優れた(すぐれた)双子の兄弟がモデルになっております。
全知全能の神ゼウスはとある国の王妃(おうひ)に魅せられ(みせられ)、白鳥の姿になって王妃のもとへと舞い降りました。
王妃とゼウスの間に誕生したのが双子の兄弟と云われています。
武勇に優れた双子はいつも一緒に戦場を駆け巡り多くの戦功(せんこう)を立てていましたがある戦(いくさ)で流れ矢が当たった兄は命を落としてしまいました。
弟は深く悲しみ、受け入れる事ができませんでした。
そこで弟はゼウスへ深く懇願(こんがん)しました。
ゼウスは我が子の死を悲しむと共に兄を思う心に打たれ、二人を夜空に上げることにしました。
これが双子座になったと云われています。
また、ゼウスが姿を変えた白鳥は夏の夜空に輝くはくちょう座になったのですがこれはまたの機会にお話しさせていただきます。

さて、双子座についてお話してまいりましたが、いかがだったでしょうか?
仲の良い双子の兄弟について語られている双子座のギリシャ神話でしたがこれからも二人でこの夜空を守ってくれる事を願っています。
もし夜空で双子座を見つけましたら思い出していただければと思います。
それでは、次回は蟹座についてお話させていただこうと思います。

終わり

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