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プラネタリウム《魚座》

プラネタリウム《魚座》
作】陽詩蒼空
性別不問 語尾変更可

皆さんは自分の生まれた時の星座を知っていますか?
星占いなどでおなじみの12個の星座。
俗にいう黄道十二宮(こうどうじゅうにきゅう)の事をさしま
自分の星座はどのような姿をしていて、どんな物語があるのか気になりませんか?
ここでは星座にまつわるギリシャ神話などをご紹介できればと思っております。

今回は2月19日~3月20日の魚座(うおざ)についてお話しさせていただきます。
魚座は12星座の最後の星座になりますが、春の息吹が聞こえてくる頃に生まれた方の誕生星座になります。
実際は10月から12月の秋から冬にかけて夜空で輝く星座になっております。
魚座は名前の通り魚の星座になりますが一匹ではなく二匹の魚が紐で結びつけられた様な姿をしています。
また、黄道十二宮の中で三等星よりも明るい星が一つもないのは魚座のみとなります。

それでは、魚座のギリシャ神話についてお話させていただこうと思います。
ある日、神々はナイル川の畔(ほとり)で宴を開いていました。
参加していた神々の中には、美の神アフロディーテと息子のエロスがいました。
神々が宴を楽しんでいると何処からか怪物デュフォンが現れました。
デュフォンはとても狂暴で立ち向かう力を持つものが居ない程恐れられていた怪物でした。
神々は思い思いの動物に変身して逃げていきました。
アフロディーテとエロスは魚になりナイル川に飛び込もうとしましたが、別々に飛び込んでしまうと離ればなれになってしまう可能性があります。
そこで、お互いの足をリボンでしっかりと結び飛び込むことで無事に逃げる事が出来ました。
のちにこの事を知ったゼウスは親子の愛に感動しリボンで結ばれた二匹の魚を星座にしたと云われております。

さて魚座ついてお話してまいりましたが、いかがだったでしょうか?
温かい家族愛についてのお話でしたがもし夜空で魚座を見つける事ができましたら思い出していただければと思います。
今回で黄道十二宮についてのお話は終わりになります。
またどこかでお会いできる事を楽しみにしております。

終わり

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