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プラネタリウム《蟹座》

プラネタリウム《蟹座》
作】陽詩蒼空
性別不問 語尾変更可

皆さんは自分の生まれた時の星座を知っていますか?
星占いなどでおなじみの12個の星座。
俗にいう黄道十二宮(こうどうじゅうにきゅう)の事をさします。
自分の星座はどのような姿をしていて、どんな物語があるのか気になりませんか?
ここでは星座にまつわるギリシャ神話などをご紹介できればと思っております。

今回は6月22日~7月22日の蟹座(かにざ)についてお話しさせていただきます。
蟹座は、日中の暑さが目立つ時期に生まれた方の誕生星座ですが実際は、2月~4月の春に見られる星座になります。
蟹座はその名の通り蟹の姿を表していると考えられています。
また蟹座は最も明るい星でも3.5等星、他は4等星以下と全体的に暗い星から構成される星座です。
蟹座のほぼ真ん中にはプレセぺ星団があり、肉眼でも雲のように淡く光る星団になります。

それでは蟹座のギリシャ神話についてお話していこうと思います。
蟹座のモデルになった蟹は英雄ヘラクレスに挑んだ大蟹といわれています。
ヘラクレスは谷の泉に住む怪物が泉に毒を流しているという話を聞いて怪物退治に向かいました。
ヘラクレスは怪物の首を何度も切り落としますが次から次へと首が生えてきて一向に倒せず途方にくれていました。
その時に現れたのが大蟹になります。
大蟹はヘラクレスを助けるのではなく、友人である怪物を助けるためにヘラクレスの足を自慢の鋏で挟み邪魔をしました。
その事に怒ったヘラクレスは大蟹を踏みつぶし退治してしまいます。
何故簡単に倒された大蟹が星座になったのかというと、ヘラクレスがあまりにも強いのでそれを嫌った神がヘラクレスの邪魔をした大蟹を褒め夜空に上げたと云われています。
ヘラクレス対怪物の結果はまたの機会にお話しさせていただきたいと思います。

さて、蟹座についてお話してまいりましたが、いかがだったでしょうか?
蟹座のギリシャ神話というよりも英雄ヘラクレスの神話となってしまいました。
もし夜空で蟹座を見つけましたら友人のために勇気を出した大蟹を思い出していただければと思います。
それでは、次回は獅子座についてお話させていただこうと思います。

終わり

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