なぜ今、幸福度第一位の場所から離れたのか

第一前提として、最初に伝えておくと、
私は地元が好きだし、育ててくれた場所としての恩もある、食べ物だって大好きだ。

嫌いとか貶めたいということではない事を分かった上でこの先は読んでいただきたい。

2020年。
私は何度目かの人生の分かれ道に立っていた。

仕事である音楽も、人間関係に疲れ切って、血尿がでるほどだったし、
自分を追い込んで、トップスピードで走り続けた結果やりたい事がもうやり尽くしていたんだということに、

世の中がコロナ禍になり、仕事が全く無くなって気がついたのだ。

もう、この場所では【ワクワク】しないということに。

私の地元は、超がつくほどの保守的な土地で、
【長男であること】とか、【土地を守る】ということが
ある種の正義あるということが、まだまだ変わらない場所。

そんな場所で7年前に、
私は女で20代、しかも特殊な分野の会社を株式会社を設立をした女社長として、大々的にメディアや新聞に出た。

当時めちゃくちゃ叩かれたし、自分の親以上の年齢の人たちに虐められたり、同業者からまでも、気の強い生意気な女として吹聴されていた。

でもその時のわたしは、ワクワクしていた。
どうやってこのクソみたいな土地の文化を変えていけるかってことでアイディアが止まらなかったし、エネルギーも捨てるほどあった。

仕事もガンガン取って、人脈も出来たし、
ある程度の人なら私の名前を知っている状況になったのだが、

一生懸命守ってきたはずの身内からの妬み嫉みや、裏切りに思える言葉を受けたりする事で

内からも外からも刺され続けて、
良い思い出と嫌な思い出の比率が
80%を超えて嫌な思い出だとなった時、

【この場所から離れないと私は死ぬ。
本当に死んでしまう】

と気がついた。

離れたいと話したとき、
馬鹿な事をするんじゃないとも言われた。

今まで築いてきた事を捨てるのかとか、
もう若くもないのに夢を追うのは、
馬鹿のやる事だとも言われた。

でももう自分を誤魔化して同じ事をやり続ける事は自分ですら自分のことを殺している。
とようやく気がついたからで。

保守的な返答しかしない人たちにも、
悪口が快感な人たちにも、それを嫌だと思いつつ誤魔化して従う自分にもワクワクしなくなっていた。

私はこの曇り空いっぱいの場所からの脱出を決意した。

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