札幌で後悔しない土地探し、お年寄りの情報が役立った件
アラフォーおひとりさまに犬3匹、
札幌かその近郊でローコスト住宅を建てようと決めました
それはイイのですが、
まずは「どこに?」が重要です。
ローコスト住宅を建てる工務店やハウスメーカーも
土地の仲介をやっていますが、
それにしても、
どの辺にとか、
どんな地域に住みたい
もしくは、この辺の地域は嫌だ
それくらいは把握しておきたいです。
今回は、それほど期待していなかったのに、
案外と大当たりだった情報源の話です。
ちなみに全てネット情報ではないですよ。
※2018年当時の話です。ご利用は自己責任で!
お年寄りに「危ない土地情報」を聞く
当時も今も、病院で働いています。
市中の総合病院ですから、
入院しているのは、ほとんどお年寄りです。
そして、そのお年寄りの患者さんたち、
基本的にはヒマを持て余しています。
インターネットはしないし、
老眼だから読書は疲れるしで、
おしゃべりを楽しみにしている方も多いのです。
そんな彼らの中には、
北海道の情報通もいらっしゃいます。
年代的には70歳代から、もっと上です。
北海道内の各地で、建設作業員の需要があった世代ですからね。
土地情報にもけっこう詳しい。
ただし、昔の話です。
よくて30年前、ヘタすると戦後すぐの北海道の土地情報だったりします。
でも。
それなんですよね、求めていたのは。
例えば、札幌市清田区の某地域。
終戦後に沢を埋め立てて宅地化していますが(これは公式な情報)、
埋め立てたものが問題です。
情報通たちはおっしゃいます。
おがくずとかサ、
家畜の寝床に使ったワラとかさ、
○○とか、××とか、
トラックで運んで埋めたんだぜ
都市伝説みたいな話も混ざってはいるでしょう。
だからこそ、そんな話、なかなか公には出てこないのです。
ただね、
その話を聞いた後に起きた北海道胆振地方大地震。
北海道全域がブラックアウトした、あの恐怖の一夜。
清田区の一部地域では、地盤沈下が発生しました。
それも、その上の住宅やアパートが崩れちゃったレベルです。
まさに情報通の患者さんたちに聞いていた場所なんですよね。
お年寄りの情報も侮れません。
札幌市内ではちょっとしたセレブ地域、北区の「あいの里」、
それからファミリー向け新興住宅地の「東区の奥」
この辺も、気をつけなさいよって忠告されました。
実際、「あいの里」は、札幌市のハザードマップで要注意地域ですし、
「東区の奥」は、やはり北海道胆振地方地震にて、
地域の一部に液状化現象が出ました。
今では地名が変わったり、
小綺麗な住宅が立ち並んだり、
昔の状況とは、見た目が全然が変わったしまった土地のこと、
アタリをつけて検索しないと、
ネットでもなかなか有益な情報を探し当てられません。
そんなとき、お年寄りの「昔話」が意外と役に立ったのでした。
ただし、情報通たちの話が全て真実は限りません。
キーワードを拾うにとどめて、裏付けは自分で確認してくださいね。
身近に情報通のお年寄りがいなければ、
職場の同僚や知り合いの親御さんに聞いてもらうといいと思います。
私のようにアラフォー世代だと、
親たちは60~70代でしょうか。
札幌やその近郊で長く暮らしていたなら、
土地のリスク情報は、噂レベルのものも含めて、
いくつかご存知ではないでしょうか。
さて、ここからは、余談です。
情報通の話で、個人的におもしろかったのは、
薪ストーブの家が近所にないか、チェックしろ
でした。
理由はこうです。
薪ストーブは、独特の匂い(いぶったような)の煙を出す。
それが、周囲の家の中にも入ってくる。
止めてくれと頼んでも、そう家の住人は聞き入れないものだ。
なぜなら、好きでワザワザ「薪ストーブ」を入れたからだ。
この話の根拠は?
俺だ(。-_-。)
この患者さん宅では、薪ストーブを使っていましたが、
近所に文句を言われるので、がっかりしていました。
それでも、やめられないもんなのさ
と、こういうわけです。
北海道という土地柄、
薪ストーブの家は多いかもしれませんね。
そしてご近所との軋轢に繋がるということも、
また、よくある話のようです。
同じような忠告を、他の患者さんからも受けましたから。