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まさかの不登校②サポート探し

長男の不登校から2週間は精神的にきつかった・・・と後から思う。

①ネットで情報探し ②不登校に関する本 ③スクールカウンセラーの予約から面談 ④サポート校探しから見学 ⑤思春期外来探しから受診 ⑥自分なりに動いて感じたこと

母子家庭だから仕事をやりつつ上記をこなしている間は気が張っており、しんどいって感じてはいなかったけど、振り返るとやっぱりきつかった。

①ネットでの情報探し

 情報を探していく中で、逆に世の中にこんなに不登校が多いのかと驚いた。そして長男と同じ中学2年が一番多いとのことで、うゎ~息子は波に乗ってしまった・・・と思った。そして不登校の子のためのオンラインの学校が多く存在することにもびっくり。本当に困った親子やその子を救おうとしている学校なのか、はたまた疑ってしまえば不登校で困っている親の心理を突いてビジネスチャンスとして行っているのかと勘ぐってしまったり。。。不登校の親の書いた記事も読ませてもらい、また不登校の子を預かる寮のある学校の記事も読んだり、できる情報集めをしたけどしんどい気持ちからは解放されなかった。

②不登校に関する本

 何冊か読んでみて共通点は「自己肯定感」というキーワードだと思った。一番読んでいてこれだ!って思った本は、キャロル・S・ドゥエックさんのマインドセット「やればできる!の研究」だった。その子のやった結果をほめれば、良い結果を出さなきゃ褒めてもらえないと思う。逆に頑張っている過程を褒めることで結果がどうあれ、自己肯定感は生まれる。確かにそりゃそうだなぁと。自分が長男にかけてきた声掛けや、何気ない会話の中に、長男の自己肯定感を低くしてしまう言動があったのだと振り返って一人反省会。思ったら即実行で長男の自己肯定感を高めるべく、かつわざとらしくなく声掛けを実践。これをやって実際に長男との会話は増えていった!

③スクールカウンセラーの予約から面談

 予約はあっさりと取れて、行ってみた。本当は長男と一緒に行きたかったけど、その学校に足が向かない長男を無理やりは連れては行けなかった。カウンセラーの話では不登校から2週間がゴールデンタイムで、これを過ぎて長ければ長くなるほど学校に戻りにくくなると。面談は担任の先生も一緒にいてくれたので、その足で担任が我が家に訪問してくれた。待ってるよ、来れるならいつでもおいでと。担任の先生は23歳、教師になりたてだ。人生にも教師としても経験値からなかなか深いところで話ができない。カウンセラーの話もふわふわと雲を掴むような感じで、正直すーっと入ってくるものがなかった。なんとなくはわかるんだけど…ねって感じ。

 もう一人のスクールカウンセラーにセカンドオピニオンとして面談してもらった。長男は掃除や洗濯、私が仕事で遅い日は夕飯つくり、毎日朝ちゃんと起きて朝食つくりもやっていた。そのことを話すと、「良い子ですよ」と。その言葉を聞いて私の気持ちははち切れてしまい、ボロボロ泣いてしまった。確かに暴れるわけじゃなく、引きこもっているわけでもない。学校に行かないことで私に負担をかけてるからとわかっていて、積極的に家のことやってくれてる。まだ基本線に居るから大丈夫かなと思えた。

④サポート校探しから見学

 ウェブだったり、実際の学校だったり、たくさんのサポート校があることを知った。不登校の子がほんとに多い現状、必要なことなんだけど、学校に戻れる支援をしてくれるのかはネットから見ただけではわからない。こうなってわかったけど、子供が不登校になると親って藁にもすがりたい気持ちがある、その親の心理を突いてお金儲けの業者もあるんじゃないかって疑ってしまったり。とにかく自分の足で情報を稼ごうと、長男と通える範囲のサポート校に見学に行った。親としての目的は、長男が何かしらの形で社会とつながっていて、復帰しやすい状況を作ること、それとサポート校に通っている日にちを登校日としてカウントしてもらえるよう中学校にかけあうことだ。この日は日差しも暖かく長男とふらふら周囲の観光やランチも楽しんで、いろんな会話もできて、こうしてたまに2人で外出してゆっくりすることも大事なんだな~と改めて感じた。結果長男は見学に行ったサポート校に通うと自分で決めた。

⑤思春期外来探しから受診

 スクールカウンセラーに勧められて思春期外来を探してみた。どこも予約いっぱいで半年先になるかもしれませんと言われたけど、1件日曜にたまたま診療しますという所から返事をもらって受診。私は待合で待たされ、話は聞けなかったけど、後から診察室に呼ばれてはいった時は、長男の顔はひどく固まっており、目は反抗的な目をしていた。何があったのだろうか。先生は「お母さん一人で頑張っていて、このままだと倒れるかもしれないよ。お母さんのためだけにでも学校に行ったらどうか」と話したと。最後には精神安定剤を薦めてきたケド・・・。長男の目は完全に怒っていて、今は何を言っても駄目だと悟った。いろんな先生がいて、合う合わないあるから、合わなかったんだろうね。

⑥自分なりに動いて感じたこと

 焦っても何も変わらないってこと。親が軸が定まっていないと、子供にも影響が出ることを感じた。中学はもう仕方ないってあきらめる。といっても何もしないわけじゃなく、高校からまた出直せるために今何ができるかを考えて、今はその準備期間としてとらえること。自分がこのようにガチャっと考え方を変えられたとき、長男も落ち着いてきて前向きに動き出すことが出来てきた。ほんと、親子の関係の在り方、親としての在り方をこの機会に学ぶことが出来たと、今回の出来事・長男に感謝だ。

やっぱり、3歩進んで2歩下がる、それでも進んでいる!それでいい!って思う。


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