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#22 借りてよかった、家族SSTのDVD

こんにちは、ひまわりです。
統合失調症の子どもの母です。

息子が統合失調症と診断されて、入院41日目。
統合失調症のDVDを借りて内容がとてもよかったので、みなさんにも情報を共有したいと思います。

今までの経緯は↓




1 統合失調症のDVDを借りてみた

今回利用したのは、NHK厚生文化事業団の福祉ビデオライブラリーの貸し出しサービス。


福祉ビデオライブラリーでは、「認知症」や「障害福祉」「児童福祉」「発達障害」など、NHKで放送した福祉関連の番組と、NHK HEARTSが制作したDVD、約650あまりのタイトルを貸し出しています。

送料の負担は必要ですが、なんと貸し出し無料です!


借りたDVD:統合失調症の人の回復力を高める家族のコミュニケーション

回復力を高める家族のコミュニケーション


統合失調症の人のご家族向けに制作したDVDで、統合失調症の病気の内容や、接し方が学べます。

冊子付き。DVDの内容がまとめられています。後から内容を見返すのにも役立ちました。


DVDの目次


DVD第1巻 回復力を高める接し方
統合失調症の症状、治療、再発防止方法、家族の回復力を高める接し方が見られます。

DVD第2巻 ドラマで学ぶ、回復力を高める会話
実際の体験をもとにした、やってしまいがちな家族の「ありがちな対応」と、回復力を高めることに役立つ「望ましい対応の例」がドラマ仕立てになっています。

DVD第3巻 家族SSTの進め方
精神障害家族会での家族SSTの様子が収録されています。

2 どうして借りたの?

統合失調症の本を読んだときに、家族SSTという方法があることを知りました。
早速、地域の中でないかと探してみたものの、なかなか見つかりませんでした。

そこで検索で見つけたDVD。購入できるのかと調べていくと、なんと借りることができるとのこと。早速借りてみることにしたのでした。

SST とは対人コミュニケーションスキルを練習するプログラムをSST(Social Skills Training)という。

本人・家族に優しい 統合失調症のお話 P130 より


3 DVDを見終えて

統合失調症という病気がとても分かりやすく、簡潔にまとめられていました。本を読むよりも映像だからかすんなり頭に入ってくるのも、DVDの利点だと思います。

①第2巻より

家族の「ありがちな対応」で、薬をやめたいという子どもに対して、親は正当な理由を言っていました。これは治療の過程でよくありそうです。

望ましい対応としては、病気の家族に寄り添うような言葉かけをしてから、自分の意見を伝えると良いのだそうです。

薬をやめたいと言ったら?


日々のコミュニケーションの中で、親はついつい良かれと思って、意見を言ってしまうことがあります。家族も、病気の家族が早く良くなってほしいと願っていたり、将来の自立を心配しているからこそなんですよね。

どちらの気持ちも分かり、とても共感しながら見ました。

病気の家族の気持ちや背景に寄り添い、まずは認めてあげることが大切だと感じました。

②第3巻より

家族会での家族SSTの実践の様子が収録されています。

自分の意見を子どもに押し付けていたお母さんが、他の方の意見を取り入れて、実際に演じてみることで、言うことも顔つきもどんどん変わっていきました。

人に俯瞰してもらい、意見をもらうことで、視野が広がる様子が、とても勉強になりました。

家族SSTは、統合失調症の家族だけでなく、職場や友人、夫婦、子どもとのコミュニケーションでも役立ちそうだと感じました。




ここまで読んでくださって、ありがとうございます!

ひまわり


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