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#19 精神障害保健福祉手帳を申請

こんにちは、ひまわりです。
統合失調症の子どもの母です。

息子が統合失調症と診断されて、入院34日目。
早いもので入院して1ヶ月。時の早さにびっくりしています。

ちょうど入院1ヶ月が経った日に、保護室から一般病棟へ移りました。
症状も落ち着いているそうで、息子から自宅へ電話もかかってくるようになりました。


昨日は、精神障害保健福祉手帳と、障がい福祉サービスを申請してきました。
(障がい福祉サービス申請は別で書きます)

今までの経緯は↓



1 精神障害保健福祉手帳とは

統合失調症と診断されたばかりで、まだ分からないことばかりです。病気や福祉制度を正しく理解するためにも、どんなものかをまとめていこうと思います。

①精神障害者保健福祉手帳とは

一定程度の精神障害の状態にあることを認定するものです。精神障害者の自立と社会参加の促進を図るため、手帳を持っている方々には、様々な支援策が講じられています。

こころの情報サイトより

②対象となる方

何らかの精神障害(てんかん、発達障害などを含みます)により、長期にわたり日常生活又は社会生活への制約がある方を対象としています。 対象となるのは全ての精神障害で、次のようなものが含まれます。

  • 統合失調症

  • うつ病、そううつ病などの気分障害

  • てんかん

  • 薬物依存症

  • 高次脳機能障害

  • 発達障害(自閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害等)

  • そのほかの精神疾患(ストレス関連障害等)

ただし、知的障害があり、上記の精神障害がない方については、療育手帳制度があるため、手帳の対象とはなりません。(発達障害と知的障害を両方有する場合は、両方の手帳を受けることができます。)
また、手帳を受けるためには、その精神障害による初診日から6か月以上経過していることが必要になります。

③受けられるサービス

精神障害者保健福祉手帳を持っていると、次のようなサービスが受けられます。

全国一律に行われているサービス

  • 公共料金等の割引
    NHK受信料の減免
    税金の控除・減免

  • 所得税、住民税の控除
    相続税の控除
    自動車税・自動車取得税の軽減(手帳1級の方)
    その他

  • 生活福祉資金の貸付
    手帳所持者を事業者が雇用した際の、障害者雇用率へのカウント
    障害者職場適応訓練の実施


2 障害者手帳の所持者数

厚生労働省のサイトによると、障害者手帳の所持者数は下記の通りだそうです。

身体障害者手帳 4,910,098人
療育手帳 1,213,063人
精神障害者保健福祉手帳 1,263,460人
(全て令和3年福祉行政報告例)


3 息子の障害者手帳申請状況

息子の障害者手帳は下記のとおり申請しています。

15歳 療育手帳を取得
18歳 精神障害者保健福祉手帳 2024年2月申請

今回は、精神障害者保健福祉手帳と福祉サービスの申請を同時に行いました。以前、精神障害者保健福祉手帳を取れるか、主治医に聞いたところ、「取れない」と言われました。

知的障害があり、上記の精神障害がない方については、療育手帳制度があるため、手帳の対象とはなりません。(発達障害と知的障害を両方有する場合は、両方の手帳を受けることができます。)

厚生労働省より

とあるので、その時点では確かに取得できないということになります。

また、自立支援医療費(精神通院)制度も申請できるそうですが、入院中は申請できないとのことでした。退院後に申請する予定です。

4 障害者手帳を持つ葛藤を持ちながらも。

息子が発達障害と診断された時は、私自身ホッとした気持ちもありましたが、心から受け入れるのにそれなりに時間がかかりました。息子と過ごしていると、当時他の子どもと変わりない所も沢山あったからです。

けれど、もうすぐ高校進学が近づいた中2の頃、将来を見据えて療育手帳を持った方がいいと思い、申請することにしました。初めて手帳を手にした時は、改めて公的に障害だと認められたような、何とも言えない気持ちになりました。

今回統合失調症と診断され、病気について調べていくと、治るまでにとても時間がかかりそうだということが分かり、精神障害者保健福祉手帳を申請するに至りました。

申請から交付までは、3ヶ月かかるそうです。取得できるかは分かりませんが、制度についてある程度の知識を持っておくと、いざという時に役立つということも、今回実感しました。

ちなみに、主治医からは障害者手帳が取得できるという話しは、今まで一度もありませんでした。

統合失調症は病院とのお付き合いが長期になりそうなので、医療費負担は家計を圧迫しかねません。とてもありがたい制度だと、改めて感じました。
これから制度や病気のことを、もっと理解を深めていけたらと思います。

<追伸>手帳を取得した方がいいという話ではありませんので、ご了承ください。あくまでのわが家の場合の話しです。


ここまで読んでくださって、ありがとうございます!

ひまわり



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