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日記13-色々あった6月上旬。

どうも、陽毬(ひまり)です。
今日は今週に起きた出来事について考えをまとめました。


1. 国立大学協会声明の件

先月に東京大学が授業料の引き上げ検討ニュースがかなり大きい反響がありました。学生側からすれば授業料の値上げにより、学生への経済的と心理的負担が増えてしまうことが危惧されます。また、大学進学を諦めないといけない可能性も増します。反対の声が大きく、積極的に後輩のために生たちは非常に懸命に声を上げています。

しかし同時に、国立大学協会より声明が出されました。運営費の減少、それに加え光熱費の高騰など、さまざまな問題の積み重ねにより運営が難しくなっている現状が明かされました。

非常に読んでいて心苦しいニュースでした。どっち側の言い分も理解できるからこそ、この苦しいジレンマを打開する政策がなされることを祈るしかない。
学びたい人に学びの場を。
国の未来を担う子どもたちの未来を支えてあげてほしい。

ちなみに少し脱線しますが、思い浮かんだことを少々綴ろうと思います。
学校の運営費すら捻り出せない研究環境下で、研究成果が少ないと批判されてしまう大学研究者たちの心境はいかに、とやるせない気持ちになりました。
研究には膨大な時間と労力と資金が必要です。
しかし、それを実際に理解している人はほんの一握りしかいないようで、研究者は常に批判と懐疑の声に曝されます。
どうにもおかしい世の中です。

さらに脱線しますが、どんな研究に対しても「その研究成果って将来どのように応用できますか?」と聞いてくるのも普通に困惑しています。
過去の数学者は微積分が現代社会でこれほどいろんな分野で活用されるのを予見したから微積分について研究をしたのか?
否。ただ問いがそこにあったから、答え知りたくなったのだ(おそらく)。
それだけの理由で研究をすることってそんなに不思議ですかね…結構ロマンチックなことだと思いますけどね。
まあ、投資者の視点からするとそんな将来性があるかどうかもわからない研究に投資することへの躊躇いは理解できるので、これ以上何も言えないもどかしさがあります。
本格的な研究者にすらまだなれていない修士卒のぼやきを聞き流してください。


2. 話題のNotebookLMについて

今週半ばに、GoogleからNotebookLMというAIノートが多言語対応されるようになり、日本で話題になりました。実際に試していないので、Xから得られた情報(NotebookLMで検索)だけ参考にし、NotebookLMの特徴を簡単にまとめました。

  • 文字情報のまとめに優れている。複数のファイルから情報を抽出し、比較することに適している。

  • 画像やグラフの簡単な分析も可能らしい(これに関する詳しい情報をあまり見つけられなかった)。

  • 質問に対する答えをソースから効率的に探し出す。(逆に言えばソース以外から情報を引っ張ってくることはない)

  • アップロードしたファイルはNotebookLMの学習に使われず、安全性が保障される。


また、疑問に思った点もいくつまとめました。

  • AIのまとめ能力はどのくらい頼れる?頼りすぎた場合の危険性も意識しながら使用することが必要。

  • 日本語ソースや質問に対する解釈精度は?

これらを踏まえると、今のところNotebookLMの使用用途は情報のまとめに制限した方が良さそうです。
従来論文を漁って情報をまとめることに使った時間を省くことで、情報の精査や解釈にさらに時間を使うことができるようになるのを期待したい。

また、効率を求めることに慎重になるべきだとも考えています。
本をアップロードし、AIにまとめられた文章を読んだだけで本を読んだ気になることは普通に起こりそうです。
小説ほどではありませんが、ビジネス書でも書き手によって話の組み立て方などが異なります。
同じ考えでも、人によってそこにたどり着くまでの道のりや、その考えに対する解釈や身の振る舞い方が違うはずです。
本を効率よく読むためにNotebookLMを使用すると、そういった著者の「個性」を消してしまいそうで、ディストピア感がすごいです。
読書ノートとして使うなら非常に良さそうではありますが、とにかく「AIをまとめたものを読んだこと」は「本を読んだこと」と決してイコールではありません。(これからもっと進化したら違ってくるかもしれないが)


3. なぜか最近、よく悪夢にうなされる

最近、悪夢を見るようになりました。
しかも2日に1度くらいの頻度で、結構頻繁に悪夢を見ます。
昔の私は1ヶ月に1回か2回くらい程度だったので、ほぼ毎日ぐっすり眠っていましたが、一体何事か。

思い当たることは一つだけあります。
就活によるストレス。
おそらく少しずつ焦燥感を覚えるようになったかもしれません。
常に自分に焦らないでと言い聞かせているのにも関わらず。

よく考えたら、手帳は書いていますが、興味の読書をあまりできていない気がします。
焦ったって良いことないし、この前就活に関する改善点をいくつか見つけたので、もっとゆっくり進めて行けばいいってことは、頭ではわかっていても、体にわからせるのは非常に難しいことだと感じました。
どうやら、私は就活がもたらすメンタルへの悪影響を見くびっていたようです。

これからはもうちょっと読書する時間を確保しつつ、心を落ち着かせたいと思います。
就活はまあ、ゆるーく頑張っていきます。


4. 大声で伝えたい。あなたは偉くて素敵だと。

5月下旬から6月上旬にかけて、昔仲が良かった友たちの誕生日が密集しています。
今はもうほぼ連絡を取り合っていないが、誕生日だと普段SNSであまり活躍しない人でも写真をあげたりするので、覚えていなくても思い出させます。

写真を拡大してみると、誕生日ケーキの前で、友達を囲まれて素敵な笑顔をする、昔よりもずいぶん大人らしくなった友達がいました。

大学を卒業した後すぐに働き出し、今年ですでに社会人何年目の人。
まだ修士課程の途中で、もうすぐ卒業を迎える人。
海外の有名な大学で博士号を取るために頑張っている人。
今何をしているか全く見当もつかないけど、今の生活を目一杯楽しんでいる人。

みんなそれぞれ違う人生を歩んでいる。

私は、最近他人と比較することをやめ、自分と他人の境界線をうまく引けるようになったからか、他人のキラキラした生活を見てもあまり羨むことをしなくなりました。
ただたまに、自分と彼らって何が違って、こんなに違う道を辿るんだろうと思うことがあります。
私にもこの人のように、こんな未来が待っていたのだろうか、と思うこともあります。

色々考えさせられますが、結局私は私にしかなれず、他人の人生を歩むことはありません。
私たちは、同じ場所で同じ時間を過ごした思い出がある。
しかし、それ以外の何もかもが違う。
キラキラした生活の背後には、きっと私が想像もつかないような苦しみも味わってきたはずで、そんなことを含めて全部が彼ら一人一人の今の人生につながっている。

今の彼らを見て、伝えたいことが一つある。
毎日頑張って生きているあなたは今日もとても素敵だ、と。

世界中に今日を生きている人は、みんな偉くて愛おしい存在だと、普段恥ずかしいと思う言葉がどこかの誰かに伝わればいいなと思う今頃でした。

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