心臓リハビリテーション指導士を目指している方に読んでほしい内容


私は,急性期病院で勤務するPTです.

心臓リハビリテーション指導士を取得しています.

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しかし

受験した方なら分かると思いますが,

心リハ指導士の試験は

かなり簡単です.


筆記試験は本当に簡単ですが,

その前に症例報告10例で

困っている方が多いのではないでしょうか?


しかも,10例のレポートは

急性期だけ

回復期だけ ではなく

急性期から回復期,外来まで一貫して

経験した内容をレポートに記載しなくては審査は当りません.


さらに,10例にのうち,半数以上は

心肺運動負荷試験(CPX)により運動負荷量を

決定することが望ましいとされています(私が受験した時です.多分,今もだと思いますが,,,)

また,心不全だけ とか

心筋梗塞だけ とか

弁膜症だけ とか

同様の疾患だけ集めてもダメです.

心筋梗塞,心筋症,心不全,大血管疾患,下肢閉塞性動脈硬化症など

できるだけ多くの疾患の記載が必要です.


そーなると

なかなか一次試験の書類審査を

受験することは難しいですよね.


そのような方のために

心リハ学会では

研修施設による心リハの経験を

認めていますが

職場の都合で

なかなか履修することは

難しいのが現実ではないでしょうか.


心リハには興味があるけど

なかなか10例も心疾患の患者を担当することはない,,,

うちには,CPXがない,,,  

研修制度を利用してまで...など

試験を受けることを

諦めている方も多いのではないでしょうか?


しかも,看護師さんや薬剤師さん,検査技師さんは

運動療法に直接関わることは多くないですし

なかなかレポートは書きにくいですよね...



そんな方を

私の周りでも多く見かけたので

個人的な意見を

書かせていただくことにしました.


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