マガジンのカバー画像

仏教

15
運営しているクリエイター

#帝釈天

阿修羅について

【阿修羅】
 阿修羅は、サンスクリット語で「アスラ」と言います。アスラの名前の由来は「生命を与えるもの」です。asuが「命」で、raが「与える」だとされています。別の解釈では「a」が、否定の説頭語で「sura」が「天」という意味です。その場合、別名を「非天」と言います。アスラは、ゾロアスター教では、神々のことです。しかし、インドでは悪魔とされました。アスラは、文明の諸要素の神格化だとされています。

もっとみる

帝釈天とインドラ

【帝釈天】 
 帝釈天は、3界の王者です。そのため「天帝」とも呼ばれました。サンスクリット語では、インドラと言います。漢字表記では「因陀羅」です。インドラは、忉利天「とうりてん」の喜見城「きけんじょう」に住んでいます。忉利天があるのは、須弥山「スメール」の山頂です。喜見城の庭園「ナンダナ」には、あらゆる願いを叶える、如意樹「にょいじゅ」があります。インドラの乗り物は、3本牙の白象「アイラーヴァタ」

もっとみる