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忙しい時こそ、少し立ち止まり、自分の感情も相手の感情も大切に出来る人になりたい(EQ「感じる力」の磨き方)

高山直著『EQ「感じる力」の磨き方』を読みました。

1. How do you feel now? 今どんな気持ちですか?

この問いが本書で一番印象的な問いだった。

自分の感情なんて、考えなくても簡単にわかるように感じるけれど、いざ言葉で表現しようとすると、自分の気持ちを説明するのは、思ったよりも難しい。

ポジティブな気持ちなのか、ネガティブな気持ちなのか。
好きか、嫌いか。
喜びか、悲しみか。

実は、普段、自分の気持ちをあまり感じていないのかもしれない、
と気が付いた。

2. なぜ感情が大切なのか

感じる力の磨き方に関する本書。

では、そもそも、なぜ感情が大切なのか。

本書によると、恐怖を感じてリスクを考えたり、暑いと感じて室温を考えたりするように、人間は何かを考える前に、必ず何かを感じている。だから、考えて行動する、変化するためには、まずは、感情を意識することが大切だという。

さらに、対人関係に関しても、相手の想いや気持ちを感じ取ることが大切だという。どれだけ頭脳明晰で言っていることが正しくても、感情を共有できない人は、なかなか仕事もプライベートも上手くいかないという。確かに、共感してくれない上司、家族、恋人、友人とは、なかなか深い関係を作れないなと感じた。

3.感じる習慣を身に着けよう

自分の感情や他人の感情を「感じる」ことの大切さや、なかなか感情を大切に出来ていない自分の現状に気が付いた。

特に、私の場合、忙しい時に、ついつい、自分を追い込み過ぎてしまったり、他者に冷淡になってしまったりしがちである。すると、後々、人間関係がもつれたり、相手との距離が少し開いてしまったりする。

忙しい時こそ、少し立ち止まり、自分の感情も相手の感情も大切に出来る人になりたいなと思った。