「自分”は”助かっていて欲しい」というエゴにまみれて。(あなたかもしれない)

映画「あなたかもしれない」を観ました。

HIVの検査を受けた7人が待合室で結果を待ち続ける。夕方に知らされる結果を待てず、受付の女性に賄賂を渡し、7人のうち誰か1人だけがかかっているという事実を知ったときの様子を描いたストーリー。

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分かった時につい生じる「自分”は”助かっていて欲しい」というエゴ。病気にかかっているかもしれない、死ぬかもしれないという不安。お金に余裕がなくて生きていけるかわからない必死さ。

そんな人間の一面を垣間見た。

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コロナが大流行している今だからこそ、目を背けたくなる人間の汚さだった。

「コロナにかかっていたらどうしよう。。。他人はさておき自分だけは助かりたい。自分が生きていれば他人はどうなっても大丈夫。経済的にも苦しい。コロナが原因じゃなくてお金がなくて死にそうだ。」と。

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そんな風にエゴだらけの社会で不安と苦しさにまみれて死ぬのは絶対に嫌だなと感じた。

自分のお金と時間を他人のために使うことで、信頼できる人間関係を深く築いて生きると再度心に決めた。