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「命を使う」生き方はなんて魅力的なんだろう。(国境のない生き方 私をつくった本と旅)

ヤマザキマリさん著「国境のない生き方 私をつくった本と旅」を読みました。

「生まれたからには、命をもっと使えばいいと思うんですよ。」

本の終盤に出てくるこの言葉がわたしの心をざわつかせた。

「命を使う」とは、
‐小さな世界に閉じこもらずにもっと外の世界へ踏み出してみること。
‐自分の好きなモノに取り組み続ける覚悟を決めること。
‐自分の情熱を活かすこと。
‐恐怖や居心地の悪さを避けずに未知の世界との出会いを楽しむこと。
この本を読んでいて、わたしはそう感じた。

また、本の序盤で「自由」に生きるとは、自分を守ってくれる囲いの外へ出て孤独で心許ないけれど、自分だけを頼りに生きることだと表現していた。

命を使うとは、自由に生きることと同義だろう。

自由は、自分を守ってくれるものがなくて、とても孤独で心許ない。
しかし、居心地の良い場所にいるだけでは出会えない、素晴らしい人や文学、絵、景色、音楽、食事、価値観などと触れ合って生きていくことだ。

***

今、わたしは命を使えているだろうか。
居心地の良い場所に安住しているのではないか。
何が好きで何をしたいのかわからなくなっているのではないか。
自分の好きなことにもっとエネルギーを注げるのではないか。

私ももっと命を使って生きていきたい。

もっと自分は何が「好き」で何に対して情熱を注いで生きていきたいのか、耳を傾けようと思った。

***

知らない世界へ旅をしよう。
本と映画の世界に浸かろう。
好きな音楽をもっと見つけよう。

***

わたしは何が好きなんだっけ。

と問い続けて生きていこうと思った。