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アフガニスタンの歴史・文化に触れて、現地の生活や民族音楽にもっと触れたくなった。(The Breadwinner)

映画「The Breadwinner」を観ました。2001年9月11日米国同時多発テロ直後のアフガニスタンを11歳の少女パヴァーナの視点で描いたアニメーションです。

世界でなにが起きているのか、これまでなにがあったのか、あまりにも知らな過ぎると感じて、映画から歴史や国際問題への理解を少しでも深めようと思いこの映画を観ました。

映画を観て知ったこと、調べたことを簡単にまとめます。

1.アフガニスタンの場所

インドの北西。パキスタンやイランと隣接する。面積は652,225平方キロメートルで日本の約1.7倍。

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2.アフガニスタンの歴史

アフガニスタンの歴史は他国の争いに巻き込まれたり、様々な勢力が関わっていたりするため、複雑に絡み合っている。今回の映画で少女パヴァーナの父を連れ去ったタリバンも「タリバンは悪だ」と単純には語れないと感じた。

直近の大きな出来事は2001年9月11日米国同時多発テロ。テロを引き起こしたウサマ・ビンラディン容疑者をタリバンがかくまっていたと言われている。タリバンが米国の引き渡し要求を断ったことからアフガニスタン戦争が始まった。それ以来10年以上アフガニスタン戦争は10年以上続き、近年ついに和平合意が結ばれようとしている。

アフガニスタンは、アメリカとの戦争以外にも争いが絶えなかった国のようだ。19世紀はイギリスとロシアによるアフガニスタンの争奪戦。1979年から1989年はソ連の侵攻。このように争い続きだったアフガニスタンでタリバンが政権についた当初、タリバンはアフガニスタンに法と秩序をもたらしたため、アフガン人は喜んだそうだ。それが一概に「タリバンは悪だ」と言えない理由のひとつだと思う。

3.アフガニスタンの文化

争い、暴力、女性蔑視と辛いストーリーだったけれど、その中でアフガニスタンの文化も描かれていたと思う。少女パヴァーナが語るストーリーの中で出てくる音楽。露店商として販売していたハンドメイドの洋服。街で売られている見慣れぬ料理など、アフガニスタンにはどんな文化があるのかが気になった。

実はわたしは一度だけアフガニスタン料理のお店に行ったことがある。テレビ番組孤独のグルメでも紹介された東京都中野区東中野にあるPAO Caravan Saraiという店だ。とておも人気のお店で一度予約なしで行こうとしたら入れなかったのでリベンジしたほどだ。メニューには見知らぬ名前の料理ばかりなので、日本語で書いてあるのになにがなんだかわからなすぎて、店員さんにいちいち説明してもらったのを覚えている。食べ物は美味しかったり、慣れない味すぎて味の判定がつかなかったりしたが、どんぐりのリキュールという飲み物が美味しかったのを覚えている。どんぐりは食べたことがないが、「これは、どんぐりの味だ!」と思った。ほんのり甘くて美味しいお酒だった。飲んで食べて5000円ほど。わたしにとって少し贅沢な金額なので、まだ二回目は行けていないが、また行きたいと思っている。

アフガニスタンの音楽について調べていたら、日本には「ちゃるぱーさ」というアフガニスタン音楽を演奏する二人組がいることがわかった。そんな二人が、東中野のPAOで演奏する動画を見つけた。

アフガニスタンは地理的に東西南北の多様な文化が織り交ぜられた独特な文化のある国らしい。少しミステリアスで、どこか懐かしい音階の音楽を演奏しながら、皆で輪になり踊り続ける。なんとも魅力的だ。わたしも混ざりたい。

まとめ

正直に言うと場所すらわかていなかったアフガニスタンという国の歴史や文化を少しだけ知った。

現状や実際のアフガニスタン市民の生活がどんな風になっているかや、アフガニスタンの音楽や料理など文化について、今までより興味が湧いた。

昨年亡くなった、長年アフガニスタン支援をされていた中村哲さんやアフガニスタン音楽を演奏してるちゃるぱーさのお二人について今は気になっている。

そして、民族音楽を、わたしもやってみたい。

参考サイト