車校の卒業

今日、3月から通い始めた車校を卒業した。本当は5月くらいには終わってるはずなのだが、コロナの影響でしばらく通えない期間があったから致し方ない。
通い始めた当初はとっとと免許取ってやろうという気持ちだったが、5ヶ月もの間車校と関係を持っていると愛着が湧いてしまった。今は、早く車でドライブに出かけたいと高まる気持ちと、車校を離れることへの寂しい気持ちが混ざりあって変な感じだ。せっかくなので、忘れないように思い出を残しておきたい。

印象に残ってるのは4人。
1人目は大きくてわちゃわちゃした<the おばちゃん>というイメージのMさん。初めて技能教習で担当していただいた時は正直身構えたが(それまでは20~30代のお姉さんしか担当してもらったことがなかった)、直ぐに「このおばちゃん凄い!」と認識を改めた。教え方はとてもわかりやすいし、なにより小心者の私の背中を押してくれる言葉が有難かった。ブレーキとアクセルを踏み間違えた時は「たくさん間違えて練習しな〜」と言ってくれた。初めて路上に出た教習で悲鳴を上げながら運転した後には「怖かったね〜頑張ったね」と言ってくれた。卒検前最後の技能教習の時は「あなたなら大丈夫よ〜!頑張ってね」と言ってくれた。一つ一つの言葉が、私に安心感を与えてくれたのは本当に感謝しかない。

2人目はスポーティなショートヘアが似合う体育会系のお姉さん、Kさんである。Kさんとは2~3回しか関わっていないが何故かとても頼りたくなる人だった。中学の時の面倒見のいい体育の先生に似ていたからかな?Kさんは教習の時にちゃんと私の名前を呼んでくれていたし、自分のことを覚えてくれていた。そういうささやかなことって意外と大事なのかもしれない。

3人目は学科の授業でひたすら滑りまくっていたけどずっとコント(のようなもの)をし続けていた男性。この人の根性はすごい。自分だったら心が折れて普通の授業をしてしまうだろう。でもこの人は我々に少しでも印象を残すために、必死で頑張ってくれているんだと思うと笑ってあげたくなった。この人から学んだことは2つ。強い心を持つことと、会話劇はわかりやすいということ。教育実習で使えそうだな。

そして最後の4人目は1度だけ技能教習でお世話になった、社会人の息子を持つサバサバ系おばさん。この方とは教習中色々な話をした。「この辺り昔住んでたんだけど、大きな夏祭りがあって毎年行ってたのよ〜」とか教えてもらったり、その日の夜ご飯の話をしたり。(ちょっとだけ運転に集中できなかったけど)でも教習が終わったあと、「楽しかったです〜これからもがんばってね」と言って貰えたのが何だかとっても嬉しかった。自分が楽しかったって思ったことを相手も同じように感じてくれているのってこんなにも嬉しくなるものなんだなぁ。自分もちゃんとそういうことを伝えられる人になりたいと思う。

これから二度と会うことは無いだろう方々だが、私はこの出会いを忘れないようにしたいと思う。いつかどこかで会えるといいな!


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