それでも荷物は届く
家の電話に出ると、郵便局からでした。海外からの荷物があるのだが住所が不完全なため届けられない、そこで記載のある電話番号に電話したのだと言います。
一瞬、新手の詐欺かと思いました。ただ、思い当たることがないでもありません。趣味の資料として、海外のサイトから書籍を取り寄せることが稀ではありません。そして、最近注文した中の一つに、インドの販売業者が含まれていたことを思い出したのです。
インドの業者から書籍を取り寄せるのは初めてです。何かやらかしてくれたのかもしれません。
郵便局との応答は、こちらの名前の確認と、住所の確認で一段落。ただ、留守にしている時間もありますから、念のためポストの入る厚さかどうかを確かめてみると、
いやあ、ちょっと…
というわけで、配達は断念し、窓口まで受け取りにいくことにしました。
で、実際に手に取ってラベルと見ると、郵便番号に電話番号、そして私の名前。ですが住所については「市」のレベルに続いて「false」。よくもまあ、これで出すも出したりです。
でも、郵便番号と電話番号にさえ誤りがなければ、荷物は届く―。それが今回の件で明らかになりました。もちろん、間にちょっと生真面目な人が挟まっていたら、その時点で送り主に突っ返されていたのかもしれませんが。
ちなみに、送り主はアメリカ、ヒューストンの業者でした。濡れ衣を着せたインドの業者さんからの荷物は、まだ届いていません…。