イベント中のカメラのシャッター音問題
「(セミナー等)イベント中にカシャカシャ写真を撮られるとうるさい」
という話がよくある。実際うるさく集中力は削がれる、ひどいときは登壇者が話していることが聞こえないこともあるかもしれない。いち個人としてはそこまで気にならないが、自分が写真を取るときには無音のカメラを使って撮影する。それでもたまに違うカメラを使ってしまって「パシャ」と音が出ると申し訳ない気持ちになる。
シャッター音は無意識か
そうしたノイズを発生させていることを自覚しているのであれば、撮影を控えるなり、無音のカメラアプリを使うだろう。それでも前述のような声をTwitterで見かけるので、各所で発生しているということなぜだろうか。
これに「シャッター音が迷惑になっていることに気づいていない」という仮説を立てるとする。これには解釈が複数あり、ひとつは「音は鳴っているが、この程度では迷惑にはならないだろう」という人。例えば電車の中での通話をする人のようなもの。
もうひとつは「音が鳴っていることは無意識で、迷惑になっていると気づいていない」という人。後者は静かな聴講中にシャッター音を出すことは迷惑になりうることを「知らない」ということ。知らない時には教えてあげるしかないのだ。イベントであれば、冒頭でそうした注意事項を促すか、各所に案内を表示させる等しかない。
そもそも強制的にシャッター音がなるのが問題
シャッター音が強制的になるのは日本のスマフォの問題で、盗撮・痴漢行為の防止のためだという。このおかげで電車の中で気になったサイトのスクリーンショットを撮るようなときにも音がなることがあり、何かマズイことをしてしまったような気持ちになることがあった。
そのため、標準でインストールされているカメラではなく、サードパーティのカメラアプリで無音で撮影するようにしている人が多い。この時点で盗撮行為などを目的にする輩は、そうした無音のカメラアプリを使うとかのハックをするわけで、法的にシャッター音が鳴るようにするというのは何の意味もない...というのは言ってもまぁいつか変わってくれ、と願うしかなさそうだ。
このような「シャッター音の鳴らないアプリを使えばいいのに」というがあるが、残念ながらこれも「知らない」人には選択肢になりえないのだ。だからこれもおすすめのアプリがあるなら事前に教えるのがいい。
そもそも撮影する必要ある?
撮影をするのは、印象的なスライドを保存したい場合。これはそのスライドが参加者限定でもいいから配布されるようになっていれば「撮影しなくてもあとでスライドデータを配布しますよ」と言える。
あとはTwitterでリアルタイムにシェアしたい、とか、自分のブログで掲載するために撮影する場合。これらのためにやるという人は、普段からそういう習慣があるのだとすれば、無音のカメラアプリを選ぶなどの配慮はしてほしいところ。
イベントが静か過ぎなんじゃない?
ここまでの流れにあえて逆らってみると、いっそシャッター音が気にならないくらいに、参加者も「おぉ!」とか「すごい!」とか拍手👏とか、盛り上がった雰囲気にしてはどうか。
もういっそシャッター音が拍手音になるようなカメラアプリを開発して、参加者に配り、積極的に使ってもらう。あるいは笑い声😂でもいい。登壇者もちょっといい気分になるかもしれない。
そしてそのアプリで撮影したものは、そのイベントの範疇での共有のストレージ、アルバムにアップロードされるようなものにしてしまうのはどうだろうか。
どうせなら面白く解決したいよね
そんなに真面目に考えた内容でもないけど、どうですかね、カスタムシャッター音のカメラアプリ。
Cover photo by Joel Muniz on Unsplash
明日の元気の素になります。