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地方企業が世界に勝つ方法〜無言語化が武器になる SBS in 九州

おはようございます!選択と集中と打とうと思ったら変換誤字って洗濯と集中になり、たしかに手でゴシゴシする時って集中するよなーとよくわからない思考を巡らせた現代の文豪hirokiです。

今日はSBS九州について書いていきます。ちょっと真面目です。一切ふざけません。ふざけてたらビンタして下さい。正気に戻ります。

それではつらつら書いていきます!

いざ九州産業大学へ

10月14日SBS当日、朝もはよから太宰府天満宮へ行き、神に導かれ、良いことありそうふっふふーん。と思いながら電車に乗りいざ、九州産業大学へ!

方向音痴なhirokiは道が分からずでしたがTwitterで道案内をしてくれる神と遭遇したので会場に導かれました。福岡では導かれすぎです。笑

ここを左、そこを直進と言われるがままに進み、最後に階段登ったら着きますとの導きがありましたので登ろうと。。。

思わずツイート

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クソ長い急な階段を登り、やっとこさ着きました!とても素敵な会場!

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待ちに待ったSBS九州!!今回のゲストはこの方々!!

どどーん!!

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ホリエモンがいるとか信じられません。。

ホリエモンのお話を書こうと思って参加しましたがこっちを先に書きたーーーい!!

SBSでの豪華ゲスト陣のお話を聞いた中で真っ先に書きたい!!ブログに書きたい!という気持ちになったのがmolten社長、民秋さんのお話でした。

ポスター見た時はイカツイから怖い人なのかなと思ったら、めちゃくちゃ雰囲気の柔らかい方でした!

地方の会社が世界でグローバルに世界で戦うにはどうすればいいのか。モルテンはどのような戦略で戦っているのか。たった10分程のお話でhirokiの心はギュッと鷲掴みにされました。

今回はその部分のお話を書いていきたいとおもいます。

スポーツ×グローバル

今回自分に深く突き刺さったのはmoltenの民秋社長がお話ししてくれた無言語化の話。

サッカーをしてきたhirokiはmolten(以下モルテン)と言えば間違いなくボール!部活のボールもモルテンだったし、大会の試合球もモルテンだった。バスケ部もモルテン使っていました。

モルテンは自動車部品や医療用の床ずれ防止マットも作っているんだって!全く知りませんでした。

モルテンは広島の会社なのですが世界の従業員数でいうと4000人でその中で日本人は650人しかいないとのこと。なのでグローバル云々と言う前に社内がグローバル。

この地方の企業がどうやって世界と戦うのか。という問題が出た時、大体においてテクノロジーの話が出がちであると。

ソフトウェアは作ってばら撒いて固定費を回収すれば基本変動費がないのでそこからは基本儲かっていく。なのでソフトウェアいっておこうぜと。

しかしグローバルでIT行くとモンスターがいますよね。みなさんご存知のgafa(Google、Apple、Facebook、Amazon)ですね。

ガッッッッファーーーーー!!

ただ叫びたくなっただけです。

ふざけました。ビンタして下さい。

こんなモンスター級大巨人と戦えねぇと。進撃しかしてこない巨人に戦いに行くのは無謀だよね。ITで、ソフトウェアで戦って行くならgafaリスクが大いに有るからそこを回避していかなければ厳しいよねと。

んじゃハードウェアはどうやと考える。ハードウェアベンチャーと言えばゴープロ、フィットビット、テスラが思い浮かぶんだけどもそんなにうまくいってないと。素人のhirokiは上手くいってるもんだと思ってましたが。。知識修行が足りないですね。

そういった事からもハードウェア is ハードとベンチャー界隈では言われているんですって。なぜならスケールするには投資費用が高いのとそこに変動費加わるから。

ハードウェアってソフトウェアを作るのと違って作る時に必ず変動費がかかる。ソフトウェアは固定費回収が終われば1個も100個も変わらない。

しかし、製造業は先行者利益とか先着者利益が意外とあるということが最近わかったと民秋社長。じゃあここだ!ハードウェアで戦おう。田舎の会社だし進撃の巨人がいるよくわからんソフトウェアではなくてハードウェアいっとこうと。こういった理由からモルテンはスポーツ×ハードウェアで世界で戦っていこうとなっているようです。

とはいえ、これだけじゃきついよねって。ハードウェア引っ提げてそれだけではキツイと。まぁそうなりますよね。。

ハードウェア×無言語化

600億円規模の広島の会社がスポーツ×グローバルで世界と戦うにあたりハードウェアを作るだけでは戦えない。

ハードウェアに何を掛け算するか。

無言語化

それを掛け算する。

ハードウェア×無言語化で世界と戦っていく。

スタバのロゴ変更

スターバックスのロゴはいつからかこれになりましたよね?変わったの皆さん知ってますよね?

昔のやつはググって下さい。

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これが無言語化です。

ロゴからスターバックスという言葉がなくなった。ナイキのスウォッシュマーク、Appleのリンゴ全てに言葉がない。

言葉がないって事はどういう事??

それはグローバル化してるっていう事。

言葉が必要ないという事。

言葉が無くてもわかる物っていうものがグローバルに攻める時重宝される。

Appleの功績は説明書

AppleのiPhoneがそれを加速させました。iPhoneを使っている人は説明書を読んだことありますか?と秋民社長。

読んだ事ないのにみんな使っちゃう。

とにかくいじくり回す。すると使えちゃう。買って一年後くらいに、えっ?こんな機能あったのって事もありますけど。だって説明書ないんだもの。笑

3歳のタカシくんもバリバリ使っちゃう。

いやだぁタカシくんたらYouTubeも1人で見れちゃうなんて天才〜

タカシくんのお母さん!iPhone使えるタカシくんが天才なんじゃない!3歳でも使えちゃうAppleの設計が天才なんや!笑

moltenの球、笛、場所

サッカーボールの使い方を知らないで買う人はいないですよね?

なので説明書は不要ですが説明書があるとすればこんな感じでしょうか。

まず箱を開けます。丁寧に開けてください。球を傷つけると大変です鋭利な刃物で開けないようにして下さい。そして薄いビニールをこちらも丁寧に剥がします。次に広いところへ行き蹴りたい場所に蹴り込んで下さい。自分で取りに行く羽目になります。もしくはドリブルという事をして下さい。注:決して1人でやらないでください。もれなく寂しい気持ちになります。

説明書ついてたら逆に馬鹿にしてんのか?と思うレベルです。笑

説明書のくだりでふざけました。グーで殴って下さい。

説明書不要なのでこれも無言語化されているという事。いや、無言語化されている物と言った方が響きは良いか。

それからモルテンはホイッスルもやってるそうです。これも説明不要の無言語化された物。そして2018ロシアW杯のホイッスルは64試合でモルテンのシェアがなんと55%!!広島の会社が55%!!なかなかやるやないか。←失礼

何か製品を作ってグローバルに攻める時、中国語、タイ語、英語など全部の国の言葉に対応するってマジで大変です。

その辺の継続的な対応を考えても無言語化された物は強い。

最近始めたと仰っていたのがmolten B+(プラス)ゲームユニット 2時間あればどこでもバスケットゴール作れまっせっていう代物!バスケットゴールも説明不要でしょ!無言語化。

それがこちら


hirokiの友人がバスケットの3×3に関わっていて、絶対モルテンの使ってるでしょ!と聞いたところ残念ながらモルテンのではなかったのです。このイベント自体は終わってしまってますがこちら。

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ホリエモンが言っていたバスケットがこれこら熱いというのにもマッチしてるし可能性しか感じない。

モルテンはB+を中国市場に持っていきたいそうです。

というようにモルテンはスポーツ×グローバルをハードウェア×無言語化で攻めて行くというのが基本的な軸であり、広島っていう地方企業でありながらグローバルで、世界でオリンピック試合球も取った、UEFAの試合球も取った。要は世界で勝った。勝てるところで戦う、ニッチャーだから一点集中する。だからTシャツやシューズなどはやらず、戦略を研ぎ澄まして選択と集中がビジネスにおいては必要だ!というお話でした。

無言語化というフレーズなんて頭のどこにもなかったから斜め上からぶっ叩かれた感じでした。知らない事を受け身で学べる所もSBSの良きところ。控えめに言って勉強にしかならず最高でした。

ヴォレアスの無言語化

民秋社長のこの話を聞いてハッとした。我らがヴォレアス北海道の事を思い出したのだ。ヴォレアスにハマったのでハマったらいつもの如くとことんググる。とことんTwitterを見て、ホームページも見る。その時に読んだ記事を思い出した。

ヴォレアス池田社長が過去のインタビューでこう答えていた。

バレーボールという言葉を使わず、何のポスターなのか分からないようなポスターを、200枚から300枚くらい地元のお店に貼っていきました。ただ、色とロゴを見ることで「この象徴的なマーク、良く見るけど何のマーク?」と会話に繋がるように設計し、視覚的に攻めています。

引用元 https://mainichi.jp/articles/20190626/azn/00m/050/000000c

ヴォレアスのロゴは基本children of the revolution とVOREASの文字は入っているので先のスターバックスの例と比べると完全な無言語化ではないにせよ、それに近いのではないかと頭をよぎったのである。

バレーボールのチームなのにバレーの要素が無いロゴ。そう考えれば無言語化されている。

無言語化されている事でこのマークは何?という所で会話のフックにもなるし、街でよく見かけると流行っていると錯覚もするし、意識するとカラーバス効果でヴォレアスのポスター見つけちゃう。上手だなぁと思った次第です。

民秋さんの話を聞いてのまとめと気づき

・グローバルに広める点でもオペレーション面を考慮しても無言語化されている物は強い

・単一では戦えない 世界で戦うには何か×何かの掛け算が必要

・ビジネスの世界でトップレベルの人(SBS登壇者のような)は基本的に掛け算されている人。国と国、業種と業種などの越境者であることが多い。自然と掛け算されている。

・ホイッスルのような無言語化されたニッチな商材はグローバル展開の可能性がある。例えばアートもニッチなのでこの部類に入る。グローバルニッチ

・スポーツ全てが上手く行く事を願うがやはりこれから「くる」スポーツとこのままだと「こない」スポーツがある。最有力でイケてるのはバスケットボール。バレーボールも絶対いける。

予告と後書き

SBSの中身についてあと1〜2記事、SBS自体についてのhirokiの考えをこの後書きたいと思っています。お楽しみに!

話は飛びまくりですが、天満宮から九州産業大学へ音楽聴きながら向かっていたのですが、当日の事を振り返るために自分のTwitter見返してたらこんな事書いてました。

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これも結構振り返れば良い経験でした。やはり環境を変えると全てが強制的に変わるのでとても刺激になる。たくさん移動したいと思った31の夜。

hiroki

次回!!「SBS第二章!!書きたい事ありすぎて全然まとまらねぇ!!」を誰も見ていなくても更新します!

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