読書感想文 2022/06/26

伝える準備

たった今、一冊本を読み終わりました。読んだ感覚が消えないうちにここに記しておこうと思ってキーボードを触っています。

今回読んだ本は「伝える準備」

ニュース エブリーのメインキャスターをされている藤井貴彦さんが初めて書いた本です。この本を知ったのは書店にネット注文をしていた本を受け取りに行った時にたまたま目に入ったのがきっかけでしたが、今の自分には必要なことが記されている本だったので引き寄せられたのかな?と思っています。


新型コロナウイルスで人と直接顔を合わせて話す機会が激減して、非接触でコミニュケーションが取れるSNSの利用が急激に増えた昨今
たくさん人が思い思いの言葉を電波に乗せることが当たり前になりました。
でもその気軽さが逆に簡単に人を傷つけることになっています。
特に、コロナに関しての考え方に全くの正解がない始めの頃。自分と違う考え方の人間は敵のように捉え、指先の操作で全否定。しかも剥き出しの言葉の刃をそのままにして相手に届ける。

こうしたことがここ何年か目立って続いたように思います。
面と向かって話さなくていい分、相手を思うことを省きがちで特に否定的なことはまるで剥き出しのナイスのような状態で電波に乗せてしまうことに気づかない場合もあります。本来、人と人は顔を合わせてコミュニケーションや議論をするのが普通で、その時に言いにくい言葉なんかもあるはずです。それは相手と自分という人間を意識せざる得ないからこそ。その想いを言葉に乗せて届けることの大切さをこの本から学びました。

簡単に自由に発せる言葉。その言葉には責任が持つこと。受け捉え方は相手次第の部分があるけれど、どのように受け取ってほしいかは自分で考えて言葉にすることができます。
意味を伝えるだけじゃなくて、心に届けたい言葉を選ぶことを大事にするべきだと感じました。


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