[158]ビンコウHDから見える沖縄政財界工作 その5(プロラボ 佐々木広行、野田聖子衆議院議員)
先回(記事[157])の続きです。安里繁信と関係する怪しいが出てきました。それが佐々木広行です。今回はその人物を調べていきます。
最初からは記事[153]をご覧ください。
河野洋平と玉城デニーの訪中の件が保守系メディアで話題になっています。
6/26の三木慎一郎さんのツイートにも琉球経済戦略研究会が出てきます。併せて、中国秘密警察のあった日本福州十邑社団聯合総会の沖縄支部である琉球福州十邑同郷会も登場していますね。流石は三木慎一郎さんです。
そもそも今回のシリーズは琉球経済戦略研究会(ビンコウHDの別看板)が沖縄白酒なる商品を内閣府の事業に捻じ込んだのが発端でしたね。
では、先回の小渕優子の後援会長であった安里繁信と関係する佐々木広行を調べてみます。
佐々木広行
早稲田大学出身として安里繁信と共通項があります。プロラボ琉球のHPの代表プロフィール紹介で、安里と共に早稲田大学が共通項であることが分かるように明示されています。年も1つ違いのようなので、非常に近しい関係なのだと考えられます。早稲田大学は孔子学院が設置されていて、人民解放軍と近い国防7校のハルピン工業大学と提携していますので、何か関係があるのかもしれません。エリートキャプチャーのターゲットとしてOBが狙われているのでしょうか。
繋がりとして、堂々と媚中の河野太郎と野田聖子の二人を出している時点でアレです。
日中発展協会の理事長として河野太郎がいます。河野家は日本端子を経営していますが、中国において100%出資の子会社やBOE(京東方科技集団)との合弁会社を設立しています。BOEは液晶ディスプレイで世界シェア1位の巨大企業で日本端子とは比較にならない企業スケールですが、合弁会社の出資比率はBOEが40%、日本端子が60%と不可思議な状況です。
また、中国は外資規制があり金融を除けば分野によって49~51%の外資の上限があります。その上限を超えた資本比率になることは、即ち中国共産党の上層部との強いコネクションがあることを意味します。100%出資や、巨大企業相手の50%を超えた出資比率の合弁会社を設立できるということは、それだけ中国共産党に融通してもらっているのです。そして、日本端子の生殺与奪は中国共産党が握っているわけですから、河野家は中国には逆らえないのです。
この日中発展協会の理事に佐々木広行が居るわけです。あちらの協力者として動いている可能性は極めて高いと考えられます。
定期理事会に参加していたということは鈴木馨祐衆議院議員(自民党麻生派)、三浦靖衆議院議員(自民党茂木派)、福田峰之元衆議院議員(元自民党麻生派)は理事だということであり、工作対象だということです。
福田峰之は、日中発展協会の理事兼事務局長のようです。ただし、記事が古いので今も事務局長を続けているかは分かりませんが、上の写真では2枚とも写っているため事務局長を継続しているのでしょう。今は自民党を離党していますが、河野太郎と同じ麻生派でした。また、神奈川が選挙区ということなので、河野太郎と共通点が多いことになります。
何故か画像のリンクが切れていますが、該当の写真を探してきました。https://agora-web.jp/cms/wp-content/uploads/2016/10/68f9ce98998ec36bca8ff20640804d2c.jpg
佐々木の別の肩書としてビューティー・ビジネス・コンプライアンス研究会(BBCA)の事務局となっていますが、プロラボホールディングス内に設置されているので佐々木が立ち上げた団体だと考えられます。
同様に、プロラボホールディングス内には日中女性企業家協会なるものが存在していました。
BBCAとメンバーが重複しています。野田聖子、佐藤尊徳、佐々木広行は余程仲が良いんでしょう。
理事の中に、肩書に一帯一路を推進するメンバーが含まれていますね。
野田聖子
野田聖子は韓国系の在日3世で元暴力団員と結婚していて話題になりました。
これだけでも国家に仕える議員としての資質が問われそうですが、これだけではありません。
国際法をやぶり周辺国に緊張をもたらす中国を擁護するような発言をして話題になりました。また、高齢者介護を中国で行う事業を野田聖子が推進しているということも話題になっていました。
その背景にあるのは、下記のような媚中っぷりがあるからです。
一番右は先回の記事[154]で登場した公明党の佐々木さやか参議院議員ですね。
このときは女性議員9人で行っているようですね。加藤鮎子衆議院議員もいます。別の時期にも野田聖子とともに訪中してました。
後援会や幾つかの日中友好団体により工作がされ、見事な媚中っぷりを発揮しているわけです。
なお、野田聖子の母校である上智大学は国防7校のハルピン工業大学と提携しています。提携に関与している可能性も考えられますね。
王祝
野田聖子と並んで日中女性企業家協会の特別顧問に就任している王祝という人物に注目してみました。経歴見ただけでアウトでしょう。これを堂々と公開しているところが、天然なのか開き直っているのか分かりません。
共青団すなわち中国共産主義青年団出身だということです。胡錦濤派の可能性が考えられます。つまり共産党員ということです。適当に箔の有る肩書を付けて工作員として日本に送り込んでいるわけですね。政財界のエリートキャプチャーとしての工作活動を展開しているものと思われます。
林梅蘭
日中女性企業家協会の理事長を行っている人物です。こちらについても調べてみます。
Baiduでもざっくり見てみましょう。
福建と関連があるようです。福建省の出身かもしれません。上海宋庆龄基金会美孕公益基金主席という肩書がふと気になったので上海宋庆龄基金会について調べてみました。
上海宋庆龄基金会美孕公益基金主席という肩書は間違いありません。
「上海民事局と中国福利研究院が管理する。」とありますので、中国共産党の管理下に置かれた組織です。その組織で主要なポジションに就けるということは、共産党員でしょう。
上海市福建商会女性企業家分会の会長でもあります。福建省福州市の同郷会である日本福州十邑社団聯合総会は秘密警察を設置しているなど、工作活動の拠点でもありました。福建商会=福建同郷会でもあるので、これらのことを考えると工作任務を負っていると考えられます。
王馨
代表理事をやっている王馨についても調べてみます。
調べてみたものの、残念ながら同姓同名の人物が複数存在するようで特定できた情報は殆どありませんでした。代わりに野田聖子と加藤鮎子の関係が見える物がありました。
日中女性企業家協会が設立されたときの様子が中国で記事になっていました。
野田聖子が喜んでいる様子とともにどんな人物が関係しているのかが見えてきます。大使夫人も参事官の肩書を持つんだと、変なところで知識が増えました。
やばい紹介のされかたですね。故・加藤紘一元内閣官房長官の娘の加藤鮎子衆議院議員(自民党谷垣G)も日中女性企業家協会と関係があるのか、あるいは個人的な交友関係なのか。いずれにせよ野田聖子とはかなり関係が深いことがFacebookやインスタの投稿などからも分かります。
また、加藤鮎子は日中友好議員連盟の幹事でもあります。
片山さつき参議院議員(自民党二階派→安倍派)が写っています。中国でチヤホヤされた話というのは、この時のことかもしれませんね。
加藤議員の親子で中国との関係が良くわかる投稿がありました。
こちらの2つの記事も日中女性企業家協会については同内容です。写真は共通なので取材元は一緒なのかもしれません。
これらのHP上からは、王馨はVT JAPANの代表取締役として紹介されていました。ただし、VT JAPANの公式HPは無く、活動内容は分かりませんでした。「VT JAPAN」で検索して出てきたのは、韓国のコスメでしたがこちらはVT COSMETICS JAPANという名称ですので違うように思います。
一方の未来ホールディングスについても良く分かりませんでした。こちらの小島工作所という会社と関係があるのかもという程度です。
未来ホールディングスとともに出てくる伸和設備という会社も上海電力と協業している伸和工業と関係があるのかは不明です。伸和設備も同名の会社が複数存在するため特定はできませんでした。
加藤鮎子の投稿から見る中国共産党の工作
2017年7月に野田聖子を団長として与党の女性議員団が訪中したときの様子がFacebookに連続投稿されていました。接待漬けでチヤホヤされて舞い上がっている様子が良くわかります。こうやって政治家を親中派にしていくのでしょう。男性議員ならこれにハニトラが加わるわけです。女性議員にもあるいは・・・
佐々木さやか参議院議員(公明党)だけでなく、松川るい参議院議員(自民党安倍派)、自見はなこ参議院議員(自民党二階派)の姿も見えますね。あまり政治家に詳しくないので他の議員の名前は分かりません。リアルな工作の様子が分かる貴重な資料でした。これで親中派にできれば安いものですよね。中共はチョロイと思っていることでしょう。このような接点を利用してどんどん工作が進んで行き、やがて媚中になるわけです。上でも登場した大使夫人がずっとエスコートしていますので、大使夫人がどの様な任務を負っているかもわかります。
さて、話を安里信繁に戻すと
・プロラボはそもそも佐々木広行の会社なのに、何故か沖縄にグループ会社を設立しそこに会長として安里信繁を起用している
・佐々木広行の周りの人脈を考えると、佐々木広行は中国による政財界工作の協力者として動いている
ということから、安里信繁も工作対象になっていると考えられるわけです。
長くなったので次回に続きます。
(つづく)
↓関連記事のまとめです。
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