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[161]ビンコウHDから見える沖縄政財界工作 その7(日中発展協会 パート2)

先回(記事[160])の続きです。

小渕優子沖縄後援会の会長をしていた安里繁信。その安里を会長に据えてプロラボ琉球という会社を設立している佐々木広行を調べている途中です。
その佐々木が関係している日中団体が
日中発展協会 理事(河野太郎が理事長)
日中女性企業家協会 理事・事務局長(野田聖子が特別顧問)
でした。日中女性企業家協会はプロラボ内に設置しています。
この2団体に共通する中国側の人物が王祝です。
ここまでが前々回のお浚いです。
そして、日中発展協会について、政治家以外を中心に見て行ったのが前回になります。

今回は政治家を中心に見ていきます。


日中発展協会のメンバー(再掲載)

お浚いとして、再掲載します。

河野太郎(会長、理事長) 衆議院議員(自民党麻生派)
王祝(会長代行)上海大学特任研究員 中国共産党員
雨宮眞也 駒澤大学名誉教授、中国遼寧大学名誉教授
青木擴憲 AOKIホールディングス 元会長
小野駿 日本パーカライジング 元会長
岡本俊仁 大昌建設 会長
木全伊作 シオンホールディングス 社長
敷田博昭(事務局次長)
岡田勝 元外務省官僚
青井孝之 新越化成工業 社長
佐々木広行
三浦靖 衆議院議員(自民党茂木派)
押見隆太 大田区議会議員(自民党)
鈴木馨祐 衆議院議員(自民党麻生派)
平将明 衆議院議員(自民党石破G)
市川和広 神奈川県議会議員(自民党)
藤島博文 
遠藤幸彦(監事)

敷田博昭

しきだ博昭HPより
しきだ博昭HPより

神奈川県議で議長を務めています。神奈川県といえば、河野家の地元です。河野家の繋がりである可能性が高そうです。様々な日中友好団体と関与しているわけですが、日中友好団体は統一戦線工作部と繋がりがあるとされています。当然ながら様々な工作を受けているわけです。

三浦靖

三浦靖公式HPより

日中国交正常化をした田中角栄の派閥の流れをくむ自民党茂木派の参議院議員です。ただし、河野太郎との接点はあまりありません。神奈川大学の出身ということですが、それで神奈川県を地盤である河野太郎と繋がりがあると考えるには少し薄い気がします。永田町に詳しくないので、河野太郎との接点は分かりませんでした。

押見隆太

押見りゅうた公式HPより
自民党大田区民連合HPより

大田区議でした。河野太郎との接点は分かりませんが、出身大学が神奈川大学となっています。生年月日から、上の三浦靖と同じ大学で同じ法学部出身、さらに生年月日から浪人・留年をしていなければ二人は同級生ということになるので大学生時代からの友人でしょう。ということは、どちらかが日中発展協会に引っ張ってきた可能性が考えられます。

鈴木馨祐

鈴木馨祐公式HPより

衆議院議員で自民党麻生派なので、河野太郎とは同じ派閥ということになります。東大法学部から大蔵省に入っている典型的官僚タイプですね。若くして外務副大臣なども経験しているので将来有望株かもしれません。当然ながら中国共産党の優先ターゲットになりやすいタイプということです。
プロフィールに「中国問題に積極的に取り組む」ってありますが、尻尾振りするってことですかね・・・

平将明

平将明公式HPより

衆議院議員で自民党石破グループです。Youtubeチャンネル「魚屋のおっちゃんねる」でレギュラー的に出演しているので、ご存じの方も多いのでは無いでしょうか。木原誠二(副官房長官。岸田首相の最側近で財務省出身。みずほ銀行のCEOが兄。ガーシーが暴露した楽天の三木谷主催の乱交パーティーに参加。隠し子騒動などの下が緩い様々なスキャンダルがあるにも関わらず大手メディアはダンマリ。最近は妻の過去の取材をした週刊誌相手に刑事告訴すると脅しをかけたことでSNS上で話題になっています。)と「魚屋のおっちゃんねる」に一緒に出ている時点でアレですよね。
下町気質で親しみやすいイメージを出していますが、果たして中国に対してはどうなのでしょうか?

市川和広

市川和広公式HPより

神奈川県議です。後ろに敷田博昭(前述)が写っているのが何とも言えません。甘利明衆議院議員の公設秘書をしていたということですが、甘利議員は経済安全保障を進める中心的人物なのに大丈夫ですか?まあ、その甘利議員も日中友好議連の幹事長なんですよね・・・
河野太郎との接点としては河野太郎の地元の神奈川県の地方議員だということです。

遠藤幸彦

同姓同名の方が多かったので特定が大変でしたが、特定できました。遠藤幸彦に直接行く前に記事[158]にも登場した福田峰之(元衆議院議員)からたどり着きました。謄本に福田峰之の名前は載っていないのですが、日中発展協会の理事兼事務局長です。佐々木のHP上に載せている写真にも度々登場しています。
その福田が経営する会社の役員として遠藤幸彦が登場します。

H2&DX HPより

取締役の田村篤久の経歴もヤバ過ぎます。完全にアウトな人間です。

ルール形成戦略研究所

水素関係の胡散臭い事業で利権に結び付くわけですね。カーボンニュートラルというアメリカ民主党が中心となって利権目当てで進めている構造をコピーしているわけです。
衆議院議員の公設秘書をしていたとありますが、誰の秘書かは分かりませんでした。福田峰之の秘書だった可能性もありそうです。

一通り理事のメンバーを見てきましたが、政治家だらけでしたね。
もう、まさにコレが現在進行形で行われているわけです。

門田隆将さんの著書「日中友好侵略史」

しかしまあ、次から次へと芋づる式に出てきます。情報量が多くて私自身も混乱しているので、ここまでの相関図を纏めます。

相関図

ここまでの相関図

人数が多いので日中発展協会に登場した経済界の人間については一部のみ記載しています。
相関図を作成していると改めて幾つかのことに気づきました。
・河野太郎を中心として、麻生派および神奈川県連の政治家工作が行われています。起点は河野太郎の可能性が高いでしょう。(そこまで影響力がある人物が河野以外にこの団体に居ないと思うため)
・麻生派や神奈川県連以外となると平衆議院議員・三浦衆議院議員・押見議員の3名です。ここで押見区議に注目すると残り二人との共通点が存在するのが分かります。平議員の実家は大田区であるため、大田区議である押見議員とは普段から会う機会が多いことになります。また、押見議員と三浦議員は神奈川大学法学部の卒業で同学年(留年や浪人が無ければ)なので大学時代からの友人であると考えられます。押見議員のプロフィールには「神奈川7区選出の元文部科学大臣鈴木恒夫元代議士(自民党)のもとで学び」とありますので、ここで神奈川県の自民党国会議員や地方議員との接点が出てきます。ということは、押見議員に平議員と三浦議員が誘われたのでしょう。
・今のところ自民党では安倍派(清和会)は登場していません。安倍元首相が存命だったころは、かなり目を光らせていたのかもしれません。安倍晋三亡き後は、安倍派に対しての工作が活発化する(している)可能性が考えられます。ド媚中の福田康夫元首相の息子の福田達夫も安倍派ですし、そこを起点として工作が起こることも有り得ます。

一旦、日中発展協会および佐々木広行周辺は終わります。
結論としては、
・日中発展協会および日中女性企業家協会は、共青団出身の王祝が政財界に対する工作活動をしている組織である。
・日中発展協会および日中女性企業家協会に所属している佐々木は協力者として活動している可能性が極めて高い。
・佐々木をビジネスパートナーにしている安里繁信は工作対象である(恐らく工作済み)。その安里が沖縄後援会の会長をしていた関係上、小渕優子への工作も行われている。そして沖縄後援会の他の元会長からも小渕と中国の繋がりが見えることや幾つかの日中団体に所属していることから、小渕の工作は完了している。
と考えます。

(つづく)
↓関連記事のまとめです。

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