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[98]上海電力がもたらす悪夢~(その40:エアトリ)

アンビションDXホールディングスの調査の続きでエアトリ(エボラブルアジア)についてです。
登場する企業やクラウドファンディングが多いので、ネットワーク図(追記済み)を再掲載します。

工作拠点取得のためのネットワーク(一部追加)

エアトリ(エボラブルアジア)

まぐまぐも子会社に持つ企業です。ご存じの方も多いのでは無いでしょうか。私は知りませんでした(笑)

エアトリの沿革(近年分)

元々はエアーリンクトラベルという会社でしたが、エボラブルアジアの子会社になった辺りで、吸収合併の様な形になっています。この沿革を見ても分かりません。エボラブルアジアのHPは無く、wikiを見て理解できました。
過去を知られたくないのでしょうか。きっと、そうでしょうね。
エボラブルアジア→エアトリへの社名変更の記事を見つけましたので紹介しておきます。


元々、エボラブルアジアは中国を無視してベトナムに注目していた会社です。

この記事は2014/10/7になっています。中国プラスワン戦略とは「従来からの中国経済の成長による人件費の高騰、日中間の国際関係の悪化もあいまって、新たなオフショア開発先としてベトナムへのシフトが起こっている」と考えて中国よりもベトナムを選択したと創業社長本人が述べています。

方針転換し中国に接近

この方針を2017年に変更し始めます。おかしいですよね。環境的には、寧ろ「中国の人件費の高騰」や「日中間の国際関係」はどんどん悪化しているのに。

2017/3/8
中国最大の旅行会社Ctrip(シートリップ)の日本法人と契約し、訪日中国人客向けに国内航空券や新幹線などの提供を開始したと発表。

2017/10/26
SNSのビックデータ分析や中国中心の越境マーケティングを行う 株式会社トレンドEXPRESSへの資本参加

https://fs2.magicalir.net/tdnet/2017/6191/20171026499735.pdf

2017/11/15
「Qunar.com(チューナー)」と、国内航空券予約でシステム(API)連携に合意した

2017の春節辺りにでも毒牙に掛かったのでしょうか。何故、方針を転換したのか切っ掛けになりそうな物を調べました。

2016/4/24

民泊事業に力を入れ始めたことに目を付けられたのかもしれません。しかし、これすらもやらされた可能性があります。
楽天ステイは、このエアトリをモデルケースにしたということも考えられます。

株主推移

エアトリ(旧・エボラブルアジア)の株主推移

株主の推移を見てみると、青枠で囲ったところのベンチャーキャピタル(VC)のFenoxVentureCompanyIXL.P.がマザーズ上場後に資金引き上げているのが分かります。ベンチャーキャピタルは、上場前の企業に投資をし、上場後に高騰した株を売り抜けるというハイリスク・ハイリターンの投資です。上場する前に事業が失敗する企業も多いでしょうから、目利きが重要な難しい投資ですよね。
赤枠で囲ったところは、いつものSBI証券楽天証券コンビです。この時点で黒に一滴白を混ぜたくらいのグレーです。SBI証券がこのVCが引き上げたタイミングで株を保有しています。
もう少し調べてみると、そもそも2016/3の新規公開株の主幹事がSBI証券なので、そこから関係が続いていると思われます。まさに、アンビションDXホールディングス(旧・AMBITION)と同じパターンです。
FenoxVentureCompanyIXL.P.が引き上げることで大量の売りが出て株価が下がるところに、SBI証券が何とかしてくれた可能性があります。そうなると頭があがりませんね。
SBI証券の株主の比率としては少ないのですが、信託口が多いことに注目です。それぞれの蓋を開けたらチャイナマネーだったということは十分考えられます。
SBI証券の影響力が増したであろう2016年下半期と2017年の中国に接近する方針転換は辻褄が合います。中国フロント企業化したエボラブルアジアは、SBI証券から資金供給されAMBITIONの大株主になったという可能性が高そうです。
SBI証券が中国フロント企業としての中心的役割を果たしていそうですね。SBI証券に触れると殆どが中国フロント企業病に感染してしまっています。そして感染した企業は更に廻りを感染させていきます。

エアトリの役員人事

エアトリの役員人事

社外アドバイザーなので、顧問ですね。一人は天下り、一人はアスリート。天下りは、ミライノベートの名取と似ているように思いますが、公安という名前が付く特殊な肩書は無いので単なる天下りでしょう。監督省庁であろう国交省から迎え入れています。顧客にとっては分かりませんが、これはこれで企業に取っては重要な役割でしょう。
注目すべきは池田信太郎です。過去に中国人コーチが付いていることや中国ツアーで中国内を転戦しているところから、トラップに掛かっている可能性が考えられます。何故、トップアスリートがスポーツと関係ない会社のアドバイザーなのか。池田はエアトリと契約していましたが、単なる広告塔であるならばイメージキャラクターとして再契約すれば良くないですか?この人の場合はスポーツ以外の発言が見当たらないのでなんとも言えませんが、面白い記事を見つけました。

自らビジネススキルが微妙であることを認めてしまっています。経営は経験と実績が重要なはずですが、何故”アドバイス”できる立場にいるのか不思議です。今後の池田信太郎の言動に注目ですね。
実は、別のトップアスリートで中国に取り込まれたと思われる人物が会社の役員をやっている例があります。そして、このアスリートをターゲット企業に役員として送り込んでいます。これについては何れ書く予定です。

エアトリ自体が表立って中国の為に働いている様には見えませんが、色々な企業に出資して中国フロント企業を増やす役割を持っていると考えられます。

お礼

経営科学出版の「坂東忠信の捜査ファイル」2月号で紹介頂きました。坂東さんありがとうございます。

「坂東忠信の捜査ファイル」2023年2月号

(つづく)
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