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飛行機雲のデータ解析#1

こんばんは。
風邪気味ないつかです₍ᐢ•༝•⑅ᐢ₎ദ 

実験動画も上げながら、データ解析の紹介も行っていきたいと思います。

2019年4月28日のデータ。

この日は晴れて気持ちのいい天気で、飛行機雲がたーくさん見られました。

どれも長く伸びていきました。

この写真の飛行機はアンカレッジから香港行き。ボーイング747-8F。

ここで面白いのが、実はこの時、真後ろに全く同じルートを飛ぶボーイング777-FHTが…!

もちろん地上からは分かりません。フライトレーダ24(アプリ)様様です。

同じルートでボーイング社(おそらく燃料も同じ)、、それで片方はよく飛行機雲が伸びたのに対し、片方は全くでない。

面白いですよね。

この子たちは実は上空で近いようでいて2,000ft(約610m)の高度差を飛んでいます。

その610mの大気内で水蒸気量などの違いがあるのでしょうね。

ちなみに、私はよくこのアンカレッジという都市を行きかう便を記録しています。アンカレッジ…??どこ-----???

こんな所。

アメリカのアラスカ州最大の都市。

同市の主要産業は、州の主要産業でもある石油、天然ガスの採掘とその関連事業である。金融、通信の中枢としても発達しており、国際貿易港としての役割も強い。政府は所得税や消費税の免税、産業開発の優遇策を実施しており、多くの投資家や起業者が集まっている。一方で、古くからの水産業や林業も盛んで、特に水産品は日本向けに多く輸出されている。(Wikipediaより)

こんなん飛行機雲の観測やってなかったら知らない地名でした~!国際貿易港というだけあり、非常に飛行機が行き来しているんでしょうね。

いつか行ってみたいですね☆

さて、データ解析、何を見るかというとみなさんが大好きなあのエマグラムです☆

気象庁が9時と21時にラジオゾンデを飛ばしています。(気球に観測器(ゾンデ)を点けたもの)

ラジオゾンデが集めたデータを分かりやすくグラフにしたのがこのエマグラムです。

簡単に見方を解説すると、気温と露点温度の変化によって大気の状態がどうなっているのかイメージします。

例えば、

・通常、上空ほど気温が下がる

・上がっていると逆転層(安定➡大気汚染物質滞留しやすい)

・急激に気温低下➡大気不安定

・露点温度と気温近い=飽和状態

などなど。

そして、2019年4月28日のデータです。

中層の500hPa以上で湿度が高くなっていますね。(でも飽和ではない)

でもこれ、時間や場所もずれていれば300hPa以上のデータもなく、、
欲を言えば飛行機のデータが欲しいですね…!
気象庁に問い合わせしたのですが、メール窓口がなかったので近々電話してみます…(だめかな)

この日は高気圧に覆われ、行楽日和でした。しかし西から前線が接近していますね…。

28日、29日、30日の天気の変化です。

茨城は晴れ➡曇り➡雨でした。

「移動性低気圧前面での飛行機雲が伸びる」というデータですね。

「飛行機雲が長く伸びると雨が近いサイン」これは間違いないということです。



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