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子連れ世界一周計画のそもそものきっかけ!

小学校1年生、3年生の男子2人を連れての世界一周旅の計画!

子供の成長が早すぎる!!いつまでも私と遊んでくれない!と思い出したのがコロナ真っ只中の2021年ごろ。
会社はすでに忙しく、仕事も忙しかった。
すでに海外出張の仕事が多くて、あまり家に住んでいる感覚がなかった。
子供とも放課後、暗くなってから、学童が終わってからバタバタと家事をしながら過ごすのみ。
シフト制なので、特別な予定がある時はお休みをリクエストする。
家族で過ごせる休日は、キャンプだのイベントだの、友達家族と遊んだりもするし、学校の行事もあったりするし、何かと予定が埋まって、それがダーーーっと過ぎていくような毎日。
特にリクエストしない、平日子供がいない一人で過ごす休日はというと、次の仕事の準備と、仕事で家をあける間の分の買い出しや諸々の準備、不在時のシッターさんや学童保育の手配などなど。名もなき家事や手配をする日々。

これがやりたかったことなのかなぁ。。。この生活リズム、どうにかしたいと思った時に魅力に感じたのが、会社に新設された1年間または2年間の休職制度。これはありがたい。
お給料は無くなるけれど、子供達とずっと一緒に過ごせる時間がたっぷり手に入る!

色々と思いながら悶々と日々を過ごしていたところ。偶然ランチで入ったカレー屋さんのお手洗いに「ピースボート世界一周!」の広告を発見。

この広告、もう私が18歳くらいの時から居酒屋やいろんなレストランや喫茶店で目にしていた。その度に気になってはいたものの、今まで特に何もしなかった。

でもこの日は違った。めちゃくちゃ目に飛び込んできた。
「これ、子連れでもいけるのかな??」

そう思った瞬間、問い合わせの電話をかけていた。

子連れでも参加ができるようだし、そのためのプログラムもあるそうだ。
早速パンフレットを送ってもらい、その綺麗なパンフレットの写真に想いを馳せる。子供たちもいろんな国の写真で、それぞれ独特の文化や特徴があって、すでに写真だけでも楽しそうに目を輝かしている(ように見える)。私はもうワクワクで止まらなかった。

この頃、長男は1年生の3学期、二男は年中。この時、小学生未満は無料という特典もあった。
「これは行くしかないやつやん!?」とすでに思っていた。
行くならいつ?

ピースボートは年に3回の出航予定だった。
コロナパンデミックで日本の港に外国船が入港できなくなっていたので、2020年から運行が休止されていた。
でも、いつでも出発できるようにと予約を受け付けていたし、世界の港も開きつつあるとのこと。

8月出航の旅程は魅力的。スエズ運河もパナマ運河も通ることができるし、オーロラを見れるチャンスがある。(5日もアイスランドあたりに滞在するので、きっと見れるはず)
第一希望はそれだったが、おーっと、二男の小学校入学のための選考が9月にあるではないか!!

そう、ピースボートは約100日間の旅。
8月からだと11月中ばごろに帰国する。ちょっと選考日は外せないから厳しいなぁ。。。

それ以前に、はて、母一人、二人の子供を連れて、旅ができるのだろうか?

次男が4歳になった時に、いよいよ家族で海外に行こう!とパスポートを取得した。そのままコロナに突入。
パスポートはまっさらのまま棚にしまってある状態。
子供と海外に行った経験すらないのだ。
一人ではいろんな国に行ったこともあるが、子供との旅は初めて。

初めはハワイとか、グアムとか、ファミリーで行くのに優しいところから。。とかは、この時全然思わず。
もう、世界一周!しか考えていなかた。

ピースボートでの世界一周は、そんな私にとってどんどん魅力的に見えてくる。
①基本的に船で寝床と食べ物が確保されている
②何かあってもお医者さんやスタッフがいる
③プールがあれば(うちの)子供はなんとかなる
④荷物を気にせず軽やかに寄港地で遊べる
⑤他の子連れの方や学生の方に子供と遊んでもらえるかもしれない
⑥面白そうな人とたくさん知り合えそう
その他も色々。(別に回し者じゃありません)

あ、でもデメリットかなと思うところもありました。
①シニアの旅行者が多そう(だから静かにしてないといけないかも)
②寄港地より船の滞在が長くてちょっと飽きるかも?
③他の子連れの人が全くいないかもしれない
④もしコロナにかかってクラスターとかになったらどうしよう(計画したのが2021~22年ごろだからそういう不安が常にあった)
⑤基本料金の他にオプショナルツアーをつけるとどんどん高くなりそう

色々考えが巡るけれど、結局、行きたいか行きたくないか。
行くか行かないか。
行きたいと思うし、どうしよう。。。と口では言いながらも、もうこういうとき、私の中では決まっている。

3ヶ月スクールを休み、幼稚園を休む事になる。卒園式も出れない。
でも、今しかない気がする!私は行きたい!!ということで、申し込むことにした。
時期は8月のオーロラコースが第一希望だったけど、小学校の選考日が終わってからの、12月出航にしようと決めた。
12月出航は日本は冬なのだが、あまり私も行ったことのない南半球の国々も多く組み込まれており、この機会でないと行けないようなところが多かったので、これもよし!と申し込むことにした。

。。。会社、いよいよ休まないとね。。。(そっちの方の計画は進めてなかった)

ピースボートはその時コロナでまだ運行はされておらず、予約のみ受付中。出港予定日の2ヶ月前に、どうなるか決まるとのこと。
(2023年の4月出航より再開されているようです)
キャンセルも、コロナの状況を鑑みて、出発1週間前までのキャンセルはノーリスクでできるということだった。
休みが取れないかもしれないけど、申し込んでとりあえず3人枠は確保!

仕事に子育てに。。。これまで本当に目まぐるしい日常を過ごしてきたので、子供と世界の旅に出る、100日24時間ずーっと子供と一緒。しかもなんだか悠々とした船旅へ。とてもワクワクした。
仕事ももちろん頑張ってやっていたけれど、ちょっと小休止しないと、私は多分もたなかったと思う。

12月の出航に向けて、いよいよ夏前に、上司に休職しようと思っていると切り出した。

ちょうど仕事のキャリアにおいても節目のところにあって、キャリアアップのための大事な時期だった。それは重々わかっていたけれど、それよりも私の人生を優先したい。そう思って決めたのだった。

「世界一周するために休みたい」ということは一つのきっかけに過ぎない。別に世界一周しなかったとしても、休みたかったし、必要だったと思う。

1週間に5日連続でいない母親。その不在を支える夫。
子供たちは生まれた時から、母親が数日いないという状況には慣れっこだった。だけど、夫も仕事をしていたし、私も家にいる気がしない。日頃の宿題のサポート、学校生活の話を聞く、学校で誰と仲良しなのか?困っていることはないのか?小さな変化や日々の成長をしっかりと見てあげられるような、二人ともそんな余裕がない親だった。
私の時間の美味しいところは仕事に抑えられて(一番美味しいところは、たとえば運動会なんかは、絶対に休みを入れていたけれども)、なんだか納得がいかない思いだった。
贅沢なことなのかもしれないけれど、わがままなことなのかもしれないけれど。でも休み(ギャップイヤー的な)は必要だった。私の心身にとっても、パートナーの心身にとっても。

子供たちは、別に私が仕事をしててもいいとか、むしろ仕事に行ってお土産買ってきて欲しいとか、色々と言う。
でも毎日私が家にいるのはきっと嬉しいんじゃないかなぁと推測。
毎日明るいうちに帰ってきて、夕方に何だかんだと学校の話やあれが欲しいだのこれが嫌いだのの話を聞いたり、私の悩みを相談したりと、そんな普通の時間が取れていることがとてもいい。
子供の習い事の送迎も、結構しんどいこともあるけど、私がいないとできないことだったし、今年はずっと付き合ってあげられる。

上司もとても理解のある方ばかりで、「子供と過ごす時間を大事にしたいので、少し休職したい」と言うところにしっかりと寄り添ってくれた。

会社はコロナが明けてきてますます忙しくなるのに、そんな中でも休職取得できるように協力してくれた。

夫にももちろん感謝。「いいよ、休んで」と言ってもらえたので、今がある。

会社に「休みます」と言ってから、少し気分が楽になった。
あー、来年は、私は仕事をお休みできるんだ。と思うと嬉しかった。

。。。で、今は仕事を離れてしばらくのんびりしています。本当に、毎日の何気ない時間で休んでこの時間がもらえてよかったなと感じています。

で、予定していたピースボートはと言うと。2022年12月出航分は。。。欠航になりました。とさ。

欠航になっても、その後のクルーズに値段変わらず振替もできるという特典もありましたが。
これは、もうキャンセルしてしまいました。

でも、仕事を休むという話は進み、私に必要だった贅沢なギャップイヤーが始まったのです。。。





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