①貴方への好きを辞めてから3ヶ月が経った。

貴方への好きを辞める。という記事を書いてから、
3ヶ月が経った。

偶にこのnoteを思い出しては続きを書こうか迷っていた。短いようで色んな出来事がぎゅっと濃縮された3ヶ月だった

同じ職場のふた周り年上の上司を好きになって、2年半経った頃、私は昼間の公園で想いを伝えた。

あの時から一気に変化して行った。

浮かれている私に「立場が」と言われ、「私貴方への好きを辞める」と告げた。

これはその後の話。

私は好きな人の好きを辞めることができなかった。

でも努力はした。必要最低限のことを話さない。
あの人を避けるように生活をした。

それでも私の頭の中にあの人との小さな思い出達が何度も浮かんできて、私は諦めなくてはいけない。
と思いなおし、その度に泣きそうになった。

必死にあの人への好きを辞める努力をしていた
私にあの人は何も無かったかのように私に接してくる。それが私をイライラさせた。

会社の集まりでどうしても行かなきゃいけない飲み会に、あの人がいた。
私はあの人の隣に座らなかった。違う人とお話をした。でもお酒が進めば進むほど顔があの人を見てしまう。そんな私にかまわずあの人は私を隣に座らせ「ねぇこのケバブ美味しいよ、食べてみ」と言う。

私も今これを書いてて意味がわからないのだが
私はあの人のそういうところが好きだと思った。

結構酔ってしまった私。帰り道あの人に電話をかける。半泣きでめちゃくちゃに言う

「ねぇ無理だよ。貴方を好きの辞めるなんて無理だよ。難しすぎない?結局好きに戻るんだよ!!どうしたらいいの?私もう他の人と結婚すればいい?そしたら会社辞めさせてくれる?泣」

「落ち着け、」と言う好きな人。
「1回2人で話そう。予定、あけるから。」
私をなだめるように言うあの人

その優しさにまた泣きそうになって
好きなんて消すことが出来なかった。
いつも私に向き合ってくれる。私が何か言った時も何も言わない時も私を受け入れて話を聞いてくれる

私が嫌いな私をさらけ出しても、
逃げないでいてくれる。

そしてそんなあの人に私はもうこれ以上迷惑はかけれなかった。

そして昼間ファミレスで私は自分の気持ちと決断を話した。その日までに沢山考えて頭の中を整理した。

会社を辞めるということ、違う県で住むこと。
ずっとやりたかった仕事に挑戦してみること。

私は、あの人と離れる選択をした。
「悲しい話しじゃなくて、これはポジティブな話だよ」と伝えた。

あの人は「協力するよ」と次から次へとアイデアをだしてくる。そんな話をするのが楽しくて、ああ私は結婚するならこの人が良かったな、と思う。
あの人の会社を設立した話を聞くと凄くワクワクした。いつか私もこの人みたいになれるかな。と思った。

私はあの人に誘われて今いる場所へ飛び込んでみた。あの人の話す全てにワクワクして、それから色んなことを沢山経験した。どれも大切な思い出で、私はあの人についていくので精一杯だった。

私は今、あの人から卒業できる気がした。
でもあの人とはきっと色んな形でずっと繋がっているんだろうなと少し思っている
きっと見守ってくれて、大丈夫だよ、と私に言ってくれる。そんな気がしたから怖くなかった。

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