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チャオプラヤ河を望む鉄板バター焼きとチムチュム食べ放題の店「ピンヤンヌーイ・パクナム」はわいわいと大勢で食べて良し、ひっそりと夕景を楽しむも良し。


相方の大学の試験が終わったので、外で食事をすることにした。
目指したのはピンヤンヌーイ・パクナム。コンドから車で15分ほどの距離に位置する、パクナム市場に隣接した鉄板焼きビュッフェスタイルの食堂だ。ただ、よくあるタイ式のムーガタではなく、その名の通り(ピン、ヤンは焼く、ヌーイはバターの意。)鉄板バター焼きで頂く。
3人以上だと炭火コンロを2台供されるので、1台は鉄板バター焼き、もう1台でチムチュム(タイ風寄せ鍋)を同時に楽しむことが出来る。
料金は食べ放題で一人199バーツと格安ながら、食材は豚、鶏、卵、野菜類はもとより、牛肉、えび、シャコ、ムール貝剥き身等が豊富に揃えられている。バターも勿論使い放題。

食事開始後、2時間経過後の鉄板。殻付きのエビは剥いてから焼く。シャコはそのままで。

私たちは追加料金でチーズを注文、アルミホイルごと鉄板に乗せてチーズフォンデュも試してみたが、トロトロに溶けたチーズは肉、魚介類、野菜等いろいろな食材と相性が良く、美味しく頂けた。
更に溶き卵とムール貝でカイジャオ(オムレツ)を作るなど、いろいろと趣向を変えて楽しめるので、ムーガタの店の様に単調な味で飽きることがない。バター焼きと並行して食べるチムチュムの香草風味がちょうど良い口直しにもなる。

食材の保存に気を使っているのも日本人として安心出来る。
食材は全てエアコンの効いた小部屋の中に陳列されており、その出入り口はエアカーテンが吹き出しており、蠅や虫の侵入を防いでいる。
更に牛肉は予め取り皿に小分けにされて、専用の冷蔵庫に保管する念の入れよう。

時間制限がないのも嬉しい。
河口から吹いてくる海風に涼みながら夕景に和み、とっぷりと陽が暮れるまでゆったりと落ち着くことが出来る。
あまり量が食べれない母ではあるが、ビアを片手に過ぎゆく大型船を眺めて飽きることがなかった。
バター焼きで牛肉とエビ、チムチュムで野菜をたっぷりと堪能、デザートのアイスクリームまでしっかりと頂いて、私たちが会計をした時には入店してから3時間が経過していた。

会計は1,344バーツ。ビア3本を飲んでこの金額は、タイにも押し寄せるインフレの御時世ではかなり安く感じるだろう。
ムーガタ店では量は満足出来ても、質で満足出来る店はなかなかないけれども、ここは質量ともに(雰囲気、価格も含めて)満足できる店だった。
BTSスクンビット線パクナム駅で下車すれば徒歩15分、駅前からタクシーかトゥクトゥクを使えば更に簡単に来れるので、車のない方でもお勧め出来る。

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