映画感想 8 『プラダを着た悪魔』

・主要キャスト

ミランダ  メリル・ストリープ

アンドレア アン・ハサウェイ

・あらすじ

 ジャーナリストを志望しているアンドレアは全く興味のないファッション雑誌のRUNWAYの編集長であるミランダのアシスタントとして採用されるようになった。
 ミランダは自分の身の回りのことを部下に対して乱暴に要求する最低な上司であり、アンドレアは部下の一員として仕事にとても苦しんでいた。
 しかしアンドレアはナイジェルの助けをもらいながらも必死に働くことによって、最初は名前も正しく呼ばれなかったミランダから仕事っぷりを認められた。そしてアンドレアはミランダの家に雑誌と服を届けにいく役割を与えられるようになった。
 服と雑誌を届けにいく仕事を初めてした日に事件が起こる。話しかけられても反応するなという忠告があったにも関わらず、それに背き二階へ勝手に上がると、ミランダが夫と喧嘩をしているところを目撃してしまった。
 それによってアンドレアは発売前のハリーポッターの新作の原稿を娘のために手に入れろという無理難題を突きつけられてしまう。
 事実上の解雇という扱いになったが、アンドレアは知人などのつてを頼りに何とか制限時間以内に娘に原稿を届けることができた。
 ミランダはアンドレアのことを信頼し、一年で一番のイベントであるパリのファッションショーへエミリーの代わりに連れていくと伝える。ミランダはエミリーがパリに対して格別の思いを持っていることを知っていたため、最初は拒んでいたが、結局逆らうこともできずにパリへ行くことが決まった。
 そんな状況でアンドレアは仕事以外にプライベートでも悩みを抱えていた。彼氏とは仕事が忙しくてうまくいかず、結局元々は嫌っていた編集部の人のようになっていると言われたり、同僚を踏み台にしてまでパリ行きを決めたことについて言及され、彼氏とも別れてしまうことになった。
 そんなこともあったがアンドレアはミランダとパリへ行くことになった。そこであった一番の出来事はミランダが編集長の席から追い出されるという出来事だ。その事実をトンプソンから伝え聞いたアンドレアはそれを伝えるために必死でミランダの元へ駆けつけた。しかしその事実もミランダはすでに知っていた。その発表があった後タクシー内でミランダにあなたは私に似ていると言われ、それがきっかけとなって、アシスタントを辞めることになった。
 そしてニューヨークに帰ってきたアンドレアはカフェで元の彼氏とあい、復縁することになった。そしてその後に受けにいった大手新聞社でアンドレアを採用しなかったら人事担当は大馬鹿ものだという伝言を聞くことになった。
 そしてその後ニューヨークの街を歩いていると偶然向かいの通りでミランダがいることに気づいた。ミランダもアンドレアの存在に気づいたが、何か言葉をかけるわけでもなくただ微笑んで車に乗り込むのであった。

・感想

 アンドレアが出勤する際にタクシーや柱で一瞬見切れた瞬間に服装が変わっているという演出がおしゃれさを感じた。さすがファッション雑誌を題材にした作品だと感じた。

 今年新社会人である私の立場から見て、新しく仕事を始める環境でとても難しいことが多々あると思うが、それをこなすだけでなく最終的には上司の想定以上の成果を上げることで信頼を掴んでいるシーンを見て、見習うべきポイントだと思った。(ただし上司の行きすぎた理不尽はよくない)

 アンドレアが自分は頑張っているのに上司に褒められたりしないことや無茶な要求をされることについてナイジェルに愚痴を言いに行ったシーンで「君はまだ努力をしていないよ」と言われていたシーンが印象的だった。
 →自分の評価で自分は努力していると認めても、他の人からしたらまだ努力できるポイントがあることにその場面でアンドレアは気づくことができた。

・学び

 仕事をする上で上司が望んでいる以上のことをできるように動くこと。最初は自分に嫌悪感を抱いていた人も働きによって、認めさせることができていた。

 自分で自分の努力の限界を決めつけない
 →自分では頑張っていると思っても、まだまだ足りていないところは数多くある。それに気づくために考えなければいけないし、もしわからなければ他人に客観的な視点からアドバイスをもらう必要もあると感じた。

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