楽譜という、楽器演奏の為の偉大な発明

こんにちは。ドラマーのヒコです。

さて、みなさん。楽譜は好きですか?得意でしょうか?

なかなか、得意と言い切れる人は少数派かと思いますし、「楽譜がわからないから楽器はムリ」っていう意見もよく聞く気がします。

楽譜の始まりについては諸説ありますが・・、“文字を使って、演奏方法を記す”っていうことで定義すれば、そういういものは世界各地に大昔から存在していたようです。

紀元前の世界最古の楽譜と言われる画像。解読されているらしい。

ただ、楽譜といえば、やはりヨーロッパのクラシック音楽でしょう。

クラシック音楽=楽譜というイメージはすごくあります。そして、演奏内容を緻密に楽譜に表せたからこそ、ヨーロッパの音楽が、“世界的なクラシック”になれた。という側面もあると思います。

クラシック音楽の楽譜の期限というところでいうと、グイード・ダレッツォという方が、聖歌隊の為に考案したものが元になっているそうです。

ここで個人的にポイントだと思うのは、聖歌隊にしろ、後のクラシック音楽にしろ、大編成だということ。だと思います。

小編成・・、大体5、6人くらいまでなら、正直楽譜っていらないんです。
実際バンドやってたころは、楽譜なんて使った方が不便なので、使ってませんでした。

これが人数が増えてくると、楽譜がないと、演奏内容の共有が難しくなってきます。

楽譜がちゃんと整っていなければ、50人とかで同時に一つの曲を演奏するのは至難の業ですからね。

そして、これは個人の意見ですが、この、大編成で音楽を演奏するっていう事態には、少なからず、商売てきなことが関わってきていると思うのです。

大人数を相手にすれば、それだけお金が稼げますから。。💰💰

現在は、強力なスピーカー、音響のシステムが確立されたので、数人の演奏者で、それこそ何万人に同時に音楽を届ける事が可能になりました。

でも、100年ほど前までは、そういうものは存在しなかったわけです。

そうなると、大規模な興行を成立させるにはどうしたらよいか。。

そう、演奏する人を増やすしかありません。

演奏する人を増やしていくと、演奏内容をしっかりと共有する為に、より整った楽譜システムが必要になります。

そういう流れで、クラシック音楽の楽譜は、現在のように非常に洗練されたカタチになっていったのではないかと。

非常に洗練されていると思うので、クラシック音楽にとっては、楽譜は切っても切れないものになっているかと思います。

すでに現在僕らが聴くクラシック音楽自体が、当時記載された楽譜を元に再現された音ですからね。もう楽譜から始まっていると言ってしまっても言い過ぎではないのかもしれません。

ただ、現在は音響システムが開発されているので、大人数に音楽を届けるのに、からなずしも大人数で演奏する必要はありません。

むしろ4、5人がベストかと思います。実際、ツアーでアリーナを回るような世界的なバンドも、メインの演奏者って多くても数人とかなのかと。

そういう理由で、楽譜が読めない音楽家というのも、現在は普通にいると思います。

そもそも大編成のクラシック音楽にこそ最適化されたツールだと感じるので、楽譜があわないと感じる局面に、無理に使おうとしなくても良いのかな・・っていうのが個人的な意見です。

まぁ僕自身は、楽譜はめちゃくちゃ使います。

それはひとえに、僕にとっては超便利だから。です。

演奏内容を伝えられる。記録できる。保存できる。が便利さですかね。

その便利さが活かせない局面、、例えばまだ楽譜が読めない未就学児にドラムを教える、とかの場面では、楽譜はあまり使いません。

たまに妙に“言語”に強い子がいたりすると、(未就学児の時点で一部の漢字も読める、等)楽譜を使って説明したりしますが。。まぁ稀ですね。

たいてい文字までいかずに、絵を使ったりします。

こんなかんじ

これも、思いついて制作した時は、画期的なアイデアだ!って小躍りしながらたくさんのバージョンを制作しましたが、結局のところ絵ではすぐに限界がきますので、あくまでキッカケとして使う程度です。

音楽をやっていれば、切っても切れない関係ではある楽譜というもの。

ただ、音楽の歴史上、便利だったから発展したツールの一つにすぎないって思うと、振り回されることもすくなくなるのかなと。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた。

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