経営者の水先案内人(パイロット)になる、戦国武将の格言
旧暦では2月4日の立春から、新しい年の幕開けとなります。干支暦では「甲辰」、九星気学では三碧木星が、人間社会に影響をおよぼす年になります。
新旧がパラダイムシフトする激震が予想できますが、経営者にとっては、濃霧のなかを手探りで歩くような、不安な時代になります。
荒波を蹴って航海するには、羅針盤や灯台の灯りが欠かせませんが、戦乱の世を駆け抜けた武将たちが遺した言葉は、千金の値があります。
「常在戦場」の緊張感をしのぐためのカンフル剤として、レジェンドたちの、珠玉の言葉を拾い集めてみました。
「一歩一歩、着実に積み重ねていけば、予想以上の結果が得られるだろう」
豊臣秀吉
「不自由を常と思えば不足なし」
徳川家康
「この矢、一本なれば、最も折りやすし。しかれどもひとつに束ぬれば、折り難し。汝ら、これに鑑みて、一和同心すべし。」
毛利元就
「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」
武田信玄
「人の上に立つ対象となるべき人間の一言は、深き思慮をもってなすべきだ。軽率なことは言ってはならない」
上杉謙信
「大志を持つ者は最期のときまで命を惜しむものだ」
石田三成
「その職にふさわしくない者はすぐに処分したりするが、よく考えてみると、その役を十分に務めてくれるだろうと見たのはその主だ。目利き違いなのだから、主の罪は臣下よりもなお重い」
黒田官兵衛
「いざとなれば損得を度外視できる、その性根。世の中にそれを持つ人間ほど怖い相手はない」
真田幸村
「いさめてくれる部下は、一番槍をする勇士より値打ちがある」
徳川家康
「一芸に熟達せよ。多芸を欲張るものは巧みならず」
長宗我部元親
仁に過ぎれば弱くなる。義に過ぎれば固くなる。礼に過ぎればへつらいとなる。智に過ぎれば嘘をつく。信に過ぎれば損をする。
伊達政宗
「要害がいかように堅固であっても、人の心が一つでなければものの用をなさない」
藤堂高虎
「合戦の勝負、必ずしも大勢小勢に依らず、ただ士卒の志を一つにするとせざるとなり。」
楠木正成
「いつの時代も変わり物が世の中を変える。異端者を受け入れる器量が武将には必要である。」
織田信長
「合戦談を聞く場合、たいていな者が大事なことは問わず、枝葉のことばかり聞きたがる。誰が手柄を立てたとか、誰を討ち取ったとか、そんなことばかりを聞きたがる。一人武者の手柄話を聞いたとて、何の役に立とう。部隊の駆け引き、戦の変化などを主眼にして聞いてこそ合戦談も役に立つのだ。」
竹中半兵衛
「長く思案し、遅く決断すること。 思案を重ねた決断であるなら、後戻りする必要はない。」
小早川隆景
「命を捨てる覚悟で運を拾わねば、運などは拾えるものではない。」
山内一豊
「律義を旨とし、智少なく勇のみある者は単騎の役にはよいが、大将の器ではない。数千の将たる者は、自分の小勇を事とせず、智計において、人より勝る士でなければだめである。智勇あわせ持たずに、どうして百千の軍兵を指揮できようか」
吉川元春
「ただ城下の繁栄に驕って、下々の憂苦を思わず、武具にのみ力を入れて城郭を構築しても、徳と礼儀がなければ甚だ危うい」
島左近
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