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私は12年前に、末期ガンに罹患して余命半年の宣告を受けたことがあります。幸い今も元気で生きながらえていますが、退院後に手にした書籍が、イエール大学で23年連続の人気講義、「死」とは何かでした。
(シェリー・ケーガン著 文響社刊)

帯のコピー、
ー余命宣告された学生が、命をかけて受けたいと願った伝説の講義ー
    に惹かれてのことでした。

2018年10月に初版が出てから、2020年7月に第12刷を重ねるベストセラーになっています。コロナ禍で半世紀親しんだ事務所を閉めるとき、8000冊ほどの蔵書を処分しましたが、この本は今も書棚の一角に鎮座しています。


目次は

○死とは何か
○人は、死ぬとどうなるのか
○死への「正しい接し方」――本当に、恐れたり、絶望したりすべきものなのか
○なぜ歳をとるごとに、「死への恐怖」は高まっていく
○残りの寿命――あなたは知りたい? 知りたくない
○「不死」が人を幸せにしない理由
○「死ぬときはみな、独り」というのは、本当か
○自殺はいつ、どんな状況なら許されるのか
○死が教える「人生の価値」の高め方

何度も読み直しましたが、記述内容を要約すると概ね次のようになります。

「死」というテーマに関する講義は、哲学的な視点から死の意味や存在について深く探求しています。彼は死を単なる生の終わりではなく、人間存在の一部として捉えています。以下に、ケーガン教授の講義の詳細をさらに解説します。


1. 死の哲学的意味
  ケーガン教授は死を、個人の存在や意味にとって重要なテーマと位置付けています。彼は死が人生の不可欠な一部であり、私たちの存在や行動に影響を与える重要な要素であると考えています。

そのため、死に対する哲学的な考察は、私たちの生の意味や価値を理解する上で不可欠なものとして扱われています。

2. 死と生の関係
  ケーガン教授は死と生が相互に関連し合っていることを強調しています。死が存在するからこそ、私たちは生を深く考えることができるのだと彼は述べています。

また、死がなければ生は意味を持たないという議論も行われています。このように、ケーガン教授は死と生の関係性を探求し、その意味を解き明かそうとしています。

3. 異なる文化や宗教の視点
  ケーガン教授は死に対する異なる文化や宗教観にも焦点を当てています。彼は異なる背景や信念を持つ人々が死についてどのように考えるかを探求し、それが人間の心理や社会に与える影響を考察しています。

これにより、死というテーマが個人や文化によってどのように解釈されるかを理解することができます。

4. 倫理的な側面
  最後に、ケーガン教授の講義では死と倫理の関係にも触れられています。彼は死に関連する倫理的な問題や葛藤についても深く議論し、人間が死という運命に向き合う際の倫理観や道徳的責任についても考察しています。

ケーガン教授の講義は、これらの要素を織り交ぜながら、死という普遍的なテーマに対する深い理解を追求しています。彼の優しさと洞察力に満ちたアプローチは、多くの聴衆に強い感銘を与えているようです。

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