明日に伸ばしてもいいのは、やり残して死んでもかまわないことだけだ

　　　パブロ・ピカソ

　20世紀を代表するスペインの画家であり、彫刻家でもあるピカソ（1881-1973）は、キュビズムきを創始し、多くの革新的な芸術作品を生み出しました。

　ピカソの人生は、絶えず創作と探求に満ちており、非常に多作な芸術家として知られています。彼の作品は、絵画、彫刻、版画、陶芸など多岐にわたります。

　ピカソのこの言葉は、彼の強烈な創作意欲と時間に対する鋭い意識を示しています。彼は生涯を通じて、多くの時間を芸術に捧げ、一瞬一瞬を大切にして生きました。

　そのため、彼にとって「後回しにする」という行為は、非常に消極的で非生産的なものと考えられました。

　自分にとって本当に重要なことは、後回しにせずに直ちに取り組むべきである。今日できることを明日に伸ばしてしまうと、その大切さが薄れたり、機会を失ってしまう可能性があると警鐘しています。

人生は有限であり、いつ終わるかわからない。だからこそ、一日一日を最大限に活用し、やり残しのないように生きることが重要である。

　また、行動を促す強いメッセージを含んでいます。やりたいこと、やるべきことがあるならば、それを今すぐに実行することの大切さを説いています。

　やりたいことを先延ばしにして後悔することがないようにするための戒めとしても、この言葉は機能します。

　自分がやり残して死んでもかまわないと本当に思えることだけを先延ばしにするという視点は、優先順位を明確にし、無駄な先延ばしを防ぐ手助けになります。

　ピカソの言葉は、彼自身の生き方と芸術への情熱を映し出しています。また、現代に生きる私たちにとっても、時間の大切さを再認識させ、積極的に行動することの重要性を教えてくれる言葉です。

　残り時間の少なくなったわたしには、ズシリと心に響く言葉です。

#パブロ・ピカソ #キュビズム 　
#創作意欲 #優先順位