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陽気に誘われ、枚岡神社の梅林を経て、額田へ抜ける山道を散策しながら、正岡子規の句が浮かびました。

 桜咲く もろもろの事は 世の中の  

この俳句は、一見すると単純な風景描写のように見えますが、その背景には深い意味が込められています。


「桜咲く」という言葉は、日本文化においては春の訪れや新たな始まりを象徴するものとして重要視されています。桜は美しさと儚さを同時に持つ花であり、その儚さから一期一会や刹那的な美を表現する際に頻繁に使われます。

次に、「もろもろの事は 世の中の」という部分は、世の中のありとあらゆる出来事や事象を指しています。子規はここで、桜の儚さと世の中の移ろいや無常さを対比させていると考えられます。


人生や世間の中で起こる様々な出来事は、美しい桜の花のように一時的であり、変化するものだというメッセージが含まれています。


この俳句は、日本の俳句の伝統に基づきながらも、現代的なテーマや感覚を取り入れたものとして評価されています。桜の美しさと儚さ、そして世の中の無常さや変化を感じさせるこの俳句は、多くの人々に共感を呼び起こしています。

  桜咲く 風にのる香や 人のごと
         与謝蕪村

#枚岡神社 #梅林 #正岡子規
#与謝蕪村  

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