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カウンセリングについての誤解② アドバイスする? しない? 聞く? 聞かない?

カウンセラーってひたすら話を聴くだけで、何にも言ってくれない、アドバイスしてくれないと思っていませんか?
あるいはカウンセラーにアドバイスされると、違う意見は言いづらい、と思っている方もいるかもしれませんね。
自分は人の意見を素直に聞けないほうだから、カウンセリングも向いていないのではと思っている方もいるかもしれません。

すべて、そんなことはありません!

以前はカウンセラーはひたすら傾聴することが大事といわれていましたが、今では積極的にアドバイスをする立場のカウンセラーも多いようです。

私もいろいろアドバイスめいたことを言うほうですが、それはアドバイスを聞いてほしいということでは全くなく、(もちろん参考になれば良いですが)、次の手を考えたり、連想を広げたりする参考になればと思って発するものです。

むしろ「そうじゃなくて」「と言うよりも」と言われると私はちょっと嬉しくなります。相談者の方がより自分の思いや考えに近い言葉を探そうとしているからです。

カウンセリングで大事なのは、アドバイスをするかしないか、有益なアドバイスかどうか、アドバイスを受け入れるかどうかということではありません。
相談者の方がより自分の納得のいく言葉を見つけられるか、これならできそうと思うやり方を見つけられるか、だと私は考えています。

カウンセリングというのは、カウンセラーとの対話の中でじっくりとそういったものを探す時間が持てるということに価値があるのだと思っています。

少しでもカウンセリングについてのイメージが柔らかくなればうれしいです。

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