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1.念願の中小企業診断士になれました

 2022年の春、念願の中小企業診断士になることができた。合格までの一次試験受験回数は10回以上、二次試験は6回目にして合格。

 この資格の存在を知ったのは大学在学中の就職活動の時だった。金融機関に勤めていた先輩が、資格取得を目指して勉強していると聞いた。「就職してからも勉強したり、資格取得するんだ」と、その時はその程度の感想。

 その後、自分も金融機関に勤めることに。特別なりたかったわけでもなく、なんとなく勤めることになった。一年もたたず「つまらない」「辞めたい」という感情。「自分にはもっと出来る事がある」という、根拠のない自信を持って転職の面接を受ける。そこで、

「あなたは具体的に何が出来ますか?」

 言葉に窮する。英語もできないし、当時進歩が目覚ましかったITにも疎い。入社してまもないため、財務などの知識も習得していない。学生時代も社会人になってからもなんとなく生きてきて、これといって自信があることが何もなかった。自分が何者でもないことを痛感した。

 自分に強みをもとう、社会人になった今こそ知識を身につけたい、そのように考えた時、中小企業診断士の資格を思い出した。調べて見ると自分の会社でも取得推奨している資格だった。社内でも評価されるだろうし、転職や独立も考えられる。コンサルの仕事に興味があったこともあり、取得に向けた勉強を開始する。

 安易な気持ちで始めた勉強でしたが、永い永い道のりとなった。

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