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『あなたの心にダイレクト向かい飛車』制作秘話③CD製作することになったキッカケ、最高の出会いか最悪の出会いか

こんにちは、hikky(のぞみんP)です。

昨日アップした②の方が「いいね!」が増えていて嬉しいです!

今日も続きを書いていきます。

このあたりから、雲行きが少し怪しくなってきます。


全10回にすることを決めました。

起きたことを知っている方でも、この文章で初めて知る方でも、楽しんで(?)読んで頂けるように、頑張って書いていきます。

重い話を読みたくない方は、来週の水曜日にアップ予定の『制作秘話⑨』まで飛ばしてください。

まだ書いてないですが、精いっぱい書きます。気持ちの問題はいいか。


もう気付いていると思いますが、このシリーズの主役はのぞみんではなく、私です。

でも、ちゃんとのぞみんも出てきますので、のぞみんのファンの方もお楽しみに。笑



【2019年 5月】

この頃、行きつけの居酒屋で、ある男性と出会いました。

この人をZ(仮名)とします。

職業はフリーの『芸能プロモーター』

説明されても、結局何をしてるんだかよくわからないけど、なんかスゴそう。

胡散臭いけど、話は面白いし、一緒に飲んでて楽しいし、まあ悪い人ではなさそうだ。

誕生日を祝ってもらったり、週に2度は飲みに行ったり、急速に仲良くなりました。


ある日、お互いの仕事の話をしていて。

私「あ、僕、いま将棋アイドルの曲を作ってるんですよ」

Z「将棋アイドル?なんだそれ」

私「(事の成り行きを説明)」

Z「面白いことしてるじゃん!将棋アイドルなんて新しいし!いっそのこと、CDとかDVDとか作ってバーンと売り出しちゃうのはどうだ?俺が手伝ってやるからさ!」


最初は全く気乗りしませんでした。

私にとっては、自分の曲を佐藤希さんが歌ってくれる、それだけで十分だったからです。

これで金稼ぐつもりなんてないし。

仕事は忙しいし、そんなヒマないし。


Z「とりあえず希ちゃんに会わせてくれよ。それまでに企画まとめてプレゼンするからさ!」

私(そりゃ「CD作ろう」って言われたら、悪い気はしないだろうが…)


次の週、街中の一番オシャレな宮越屋珈琲で、私、Z、のぞみんの三者面談が行われました。

のぞみんには「むちゃくちゃ胡散臭いけど、悪い人じゃないから」と伝えました。

最初は気乗りしていなかった私ですが

(CD作れるなんて、普通の人にはない経験だし、希ちゃんがやりたいんなら、実現できるもんなら、やってみてもいいかな)

と思い始めていました。


そこでZにプレゼンされたのは

『クラウドファンディングをして、まずCDを作ろう』


Z「そこで成功できたら、もっと大きなことにどんどんチャレンジしていける!俺はこの仕事を始めて、一度しか失敗したことがない。俺に任せてくれ。


のぞみんがその時どう思ったか、正直私にはわかりません。

「CDが…作れる!?」って舞い上がっていたかもしれないし

「なんか楽しそうだからやってみよう」って思っていたかもしれないし

「大丈夫なのかな…」って半信半疑だったかもしれない。


私は「そんなクラウドファンディング、お金が集まるのか?」と思いました。

それでも「『俺に任せてくれ』って言ってるし、勝算があるのかもしれない。おれなんかには思いつかないような、何かが。」


プレゼンそのものは一応営業の世界で生きている私から見ると、稚拙でショボい「ちゃんと準備したのか?」というレベルだったけど。


私「…やってみようか?」

のぞみん「はい」


この時の私とのぞみんの間には大した信頼関係はなかったと思います。

これを書いている今も信頼してもらえてるのか、自信ないし。笑


でも結果的にはこの時、私が彼女の背中を押したと思います。

私は「気持ち的には半信半疑だけど、おれが不安を見せたらいけない。だから背中を押す場面だろう」と思って、もしかしたらゴリ押し気味だったかもしれない。


こうしてそれまでに経験したことのない日々が始まりました。


楽しかった。

新鮮だった。

たくさん笑った。

なによりこれまで味わったことのない謎の充足感があった。




それが地獄に繋がっているとも知らずに。



【次回】

楽しい日々と中身のない充足感





ここまでお読み頂いた方、ありがとうございます。

今日は①と②に比べると短いのですが、それでも長いですね。笑

登場人物Zを出すのは、正直勇気が要りました。

もし彼が力のある人間で、これをもし見ているとしたら、私が今していることを全部潰されるんじゃないか、という恐怖があります。

●札幌のライブハウスに手を回されて出禁になる

●いま関わりのある札幌アイドル界隈に、根も葉もない悪評を流されて出入りできなくなる

くらいのことがあってもおかしくはない。


まあこれで潰れたら、私がそこまでの器だったということでしょう。

書きたいことを余すことなく書く。



のぞみんに「この話を書いていいのかな?」と、さっき電話で確認したら

「あ、ごめんなさい、ブログまだ読んでないです(`・ω・´)キリッ」

って言われました。

…^^

明日もどうぞご覧ください。

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